20と16

今日、After EffectsやPhotoshopの2019が利用可能になりましたネ。

 

After Effectsはバージョン16、Photoshopは20。

 

昔、「Photoshopって、どこまでバージョンアップし続けるんだろう。もしかして20とか。ふぇふぇふぇ。」と笑っていたのが本当にバージョン20。

 

同じくその頃に、「Photoshopがバージョン20とか言ってる時には、自分も相当ジジイになってんだろうなあ」と思ってましたが、まさにジジイになりました。半世紀生きてもうた。

 

Photoshopは、レイヤーモードを切り替えるとライブで更新されるのが目新しいです。小技が盛り込まれてます。

 

あと、やっぱり仲間内で「おお〜」っとなったのは、複数回アンドゥ機能。「今更感」と、誰もが思う機能ですが、あれば便利です。

 

早速使い始めてますが、驚いたことに、

 

After Effectsは複数回アンドゥに体が無意識に馴染んで対応して、コマンドZに慎重な操作をしている

 

Photoshopは「どうせ1回しかアンドゥできない」と体が覚えているので、雑にコマンドZを押しまくって戻っちゃいけないところまで戻って混乱する

 

‥‥という自分の「PhotoshopとAfter Effectsの使い分けの癖」をはじめて認識しました。

 

もしかして、ユーザーから「前のような1回しかアンドゥが効かないオプションも追加してくれ」とかニーズがアドビに寄せられたりして。

 

 

After Effectsをアップデートすると、どうやらAME(アドビメディアエンコーダ)も合わせて自動でアップデートする模様です。

 

最近のAfter Effectsは、様々なムービーのファイルフォーマットやエンコードに対応するのに、AMEとの連携機能を使いますから、AMEのアップデートは必然です。

 

After Effectsはエクスプレッション・スクリプト制御のJavaScriptが強化されたと聞いたので、早速試してみました。

 

バージョン15、つまり2018のAfter Effectsまでは「Date()」をエクスプレッションで使うことができませんでした。以下の通りに。

 

 

つーかね‥‥、現在時刻をカットボールド(スレート)に書き込みたいので、Date()を使いたいのにな‥‥と、ずっと困っておりました。しょうがないので、昔ながらの「番号」エフェクトを使っていました。日付と時間を同時に使えなくて、どんくさくてイヤなんですけど。

 

しかし、新しいバージョンのAfter Effectsはめでたく、Date()が通るようになりました。

 

テキストレイヤーを作って、テキストソースにエクスプレッションを追加して、「Date();」と書くだけです。

 

 

 

これを、テキトーに加工して自分の好きな書式に変えれば、現在日時を書き込むことができるはず‥‥ですが、キャッシュが画像を握っていた場合は、番号エフェクトの時と同じく、期待した結果にならない可能性もありますネ。

 

すっかりJavaScriptのDateとはご無沙汰だったので忘れてましたが、JavaScriptのDateってShellの「+%Y.%m.%d」みたいに簡単に日付を文字列化するのってなかったっけ‥‥? いちいちgetYear()とかで「2018.10.16」を組み立てるのかな‥‥。

 

なので、やってみました。

 

以下のエクスプレッション文。

 

var cd=new Date();cd.getFullYear()+"."+cd.getMonth()+"."+cd.getDate();

 

で、結果がコレ。

 

あれ? 9月? しかも1桁。

 

 

 

そうか‥‥。なぜか、月だけはゼロスタートのコンピュータ流儀なのです。だったら、getDateもgetFullYearもゼロスタートにすれば良いのにネ。‥‥あ、アレか、月には呼び名があるから、配列のインデックスとして使えるようにゼロスタートなのかな。

 

var cd=new Date();"今日は"+["睦月","如月","弥生","卯月","皐月","水無月","文月","葉月","長月","神無月","霜月","師走"][cd.getMonth()]+"です";

 

‥‥みたいな感じで。

 

なぜ月だけゼロスタートなのかは本当の理由はナゾですが、まあ、それはおいといて、ちゃんと今日の年月日が出るようにします。

 

var cd=new Date();

cd.getFullYear()+"."+(String(cd.getMonth()+101)).slice(1)+"."+(String(cd.getDate()+100)).slice(1);

 

ベタベタな方法ですが、これで4ケタ.2ケタ.2ケタの年月日表記になります。

 

 

 

一発でこの書式が作れないのは面倒といえば面倒ですが、Date()が使えるようになっただけでも、素直に喜びましょう。

 

地道に機能を更新し続けるAfter Effects。Dateの他にもどんなことができるようになったのか、使いながら探っていきたいと思います。

 

 

そういえば、今回のアドビフィーバー(Maxか)で予告された「Project Gemini」は結構期待してます。他のドローソフトに遅れること数年、満を持しての登場だと良いんですけどネ。

 

 

 


ループ中

Fireの10が4200円割引でお手頃価格で手に入りますネ。10/22までのセールのようです。

 

 

4200円割引だと、11780円。1920pxを10インチに詰め込んだ高詳細パネルで、操作感もきびきびと動くタブレットが、12,000円って、凄過ぎです。

 

64GBのSDカードを足して96GB仕様にしても、14,000円未満って、他では真似できない内容です。‥‥まあ、Amazon的にはビジネススキーム全体での目論見があるのでしょう。

 

 

「そう言えば、昔の8.9インチのFire HDは遅くてトロくて、結局使い物にならなかったなあ‥‥、今のFireはかなり頼りになる存在だなあ‥‥」と何気なく考えていたら、ふとデジャブのような不思議なキモチになりました。

 

前にもあったぞ。この感じ。

 

まさに、MC68040、PPC601、604、G3‥‥と、映像やグラフィック用途でどんどん「使い物になっていった」Macの歴史をトレースしています。Windowsの場合はどのようなプロセッサの経緯になるのか実感が薄いので、Macで例えておきますが、どうやら、私の中で体験がループしています。

 

来年にはPhotoshop CCの完全版がiPadで動作し、Mac/PCと横断作業ができるようになるなんて話を聞くと、一層、20年間の状況が姿を変えて再演してループしているのを感じます。

 

ぶっちゃけ、Mac/PCは行き詰まった感があります。よほど大きな何かでもなければ、今後、特筆すべき性能向上は無いように思います。画期的なプロセッサの出現とか、そもそもノイマン型など旧来アーキテクチャとは全く違うコンピュータの出現とか、現在の「速度盛り」「容量盛り」の流れとは違った「何か」が現れないと、「今度はiいくつ? 何GHz?」と言った小更新に留まるでしょう。

 

実際にiMac Proを使っていても、4K HDRでの制作には「足りない感」があり、コンピュータは最近ずっと、足踏み状態だなと感じます。‥‥やっていることがどんどんエスカレートして過多・過重になっているのもあるんですけどネ。

 

 

一方、iPad Pro。Fire。

 

私が使っている第2世代のiPad Proは、容量が512GBで「Display P3」の色域を持ちます。まあ、Appleの言う「Apple節のP3」はどのような仕様で何nitisかもナゾなんですが、プロクリやクリスタですいすい絵を描いても、膨大な容量の半分も使い切れません。

 

もちろん、iPadではAfter Effectsのようなソフトで重い作業をしないので、軽快さを保てているのでしょうが、タブレットPCの歴史だけで言えば、恐竜的進化の真っ只中です。iPad miniとかiPad 2とか、昔のMacで言うと鈍足なPPC601の6100や8100のごとくですが、現行機種は601〜604のPowerPCくらいの性能向上にはなっているでしょうかネ。

 

現行のFireも同じで、明らかに昔のFire HDとは、動作のキビキビ感が違います。2010年代前半のFire HD 8.9は、同時代のiPadに比べて動作が鈍く、「性能の差は値段の差か」と諦めたものですが、今は動作に関するストレスは感じません。ハードではなくソフト面、‥‥すなわち、Fire OSの機能の乏しさが目立つようになっています。まあ、本体の性能が向上したので、今度はOSが問われるようになった‥‥ということでしょうネ。

 

ふと自分を冷めた視点で見ると、自分がここまでiPadやFireに「熱中」しているのは、結局、1990〜2000年代に自分でもアホと思えるほどMac・PCに熱中したのと同じことを繰り返しているんだと思います。

 

現在はMac/PCは必要に応じて買い換える程度の頻度の低いローテーションに落ち着きましたが、その代わりに、iPadやFireを毎年のように買っているのですネ。外食や呑み代にお金を使わない程度の倹約で、十分、Fireは買えますし。

 

 

そうか‥‥。自分で言うのも何ですが、最近、据え置き型のコンピュータにあまり興味がなくなっていたのは、その性能向上の鈍さもあるけど、もっと大きな理由は、iPadのようなタブレット型PCに大きな可能性を感じて引き寄せられているからだった‥‥のです。

 

なんか、ちょっと考えればわかることで間の抜けた感じですが、自覚がなかった‥‥。今、気付くか? ソレを。

 

 


生死を忘れ

人間って、生きていることと、死ぬことを忘れがちな生き物ですよネ。‥‥いや、もしかしたら、猫や犬も同じかも知れません。生きているのが当たり前‥‥のように生きていくのが「生物」の常なんでしょうかね。

 

100年後の世界は存在するであろうに、私はその世界にはもういない。‥‥恐ろしい事実ですよネ。いつか自分が死ぬなんて。

 

生きているのは辛いけど、死ぬのは怖くない。

 

生きているのは楽しいけど、死ぬのは怖い。

 

どっちがましなのか。

 

 

「自分探し」ではなく、「自分失くし」をむしろすべき‥‥と、ラジオでみうらじゅんさんが話しているのを聞いて、そうだよなあ‥‥と思いました。色々なものを捨てて、最後に残るのはなにか。


実は私、そういう「自分失くし」の体験を20代のフリーアニメーター時代に通過しているので、肝はかなり座っていると自覚してます。「気分だけ」でなく、実際に生活まで闇に落ちた時代があったからこそ、最後に残ったものが解りました。

 

あのドス黒い闇の中から生還できたのは、自分ながら奇跡だったと思います。実際、お金が稼げずに、生活のインフラ=ライフラインが全て停止して真っ暗な夜をアパートで1〜2週間も過ごした(=一度ではなく何度も‥‥)ので、まさに闇の中そのもの‥‥でした。

 

思うに、そこまで落ちぶれ果てたからこそ、「生き死に」に関する「基本的な部分」をこじらせずにその後に済んでいるのでしょう。水道を止められれば、クソも流せないですが、そのクソを排泄したのは自分ですからネ。

 

 

毎月決まった額のお給料を貰える身分で、自己肯定ができない人

 

完全出来高で稼げなくてインフラも止められるような身分で、自己肯定を沸々とたぎらせている人

 

どっちがましなのか。

 

私にはよくわかりません。どっちがましか‥‥は。

 

ただ、自分の体験に由来する実感からすると、ライフラインが止まる生活まで追い込まれると、「自分の生きている状況」を、まざまざと実感します。「ライフラインは死んでるのに、オレは生きてる。‥‥なんだこれ???」と、月明かりがやけに明るく感じる窓外を見ながら、生きていることと死んでないことがリアルに刻々と身に染みるのです。

 

一生懸命取り組むほど金が稼げず、水道が止まってウンコも流せないほどのミジメな生活に落ちぶれて、でも、そのウンコを尻穴から絞り出して生きようとしている自分のカラダはあって‥‥と、「人生真っ暗闇」気分でもクソはするんだな‥‥と何とも滑稽に思えたものです。

 

自分の未来に何があると、錯覚していたのか。自分の中にどんな素晴らしいものが宿っていると、錯覚していたのか。‥‥妙なプライドは、クソと一緒にバケツの水で流れていきました。

 

ガラスのプライドを大切に守り続けて、どこか一部にヒビが入れば大騒ぎ。‥‥捨てちゃえば良いのですよ。そんな厄介なこわれものは。どうせ、遅かれ早かれ、ぶっ壊れるんだし。‥‥粉砕機にかけて粉々にしても良いくらいです。

 

でもねえ、やっぱり、捨てられない人は多いよネ。まず、そこまで状況的に追い詰められないもん。毎月定額の給料がもらえている時点で。

 

 

産まれて生きて死ぬ。己が、そうした人間の基本的な「生き死に」のトランスポート層の上にのっかっていることを、私は会社に所属するようになっても、忘れることはないです。人間の一生は、学校や会社や業界のコンテナに積まれ続けるわけではなく、やがて積み下ろしの時期も来ましょう。すべては終着点に向かう旅ですよネ。

 

生きてるんだったら、死ぬまでにどれだけできるか、それを考えることにしてます。

 

死んだら、何もできなくなりますもんネ。

 

 

*今回、排泄物の単語が何度も出てきましたが、私の当時の状況の吐露と解釈くださるよう、お願い申し上げます。

 

 

 


iPad版 Photoshop CC

「iPad版Photoshop CC」の情報が今日、出ましたネ。

 

https://www.adobe.com/jp/news-room/news/201810/20181015-adobe-announces-next-generation-creative-cloud-max-2018.html

 

以下、引用です。

 

 

マルチデバイス対応の高性能な画像アプリとイラスト制作アプリをプレビュー

アドビは、マルチデバイスという新たな時代の制作環境に対応し、主要デスクトップアプリと連携したワークフローを構築できる、2つの次世代モバイルアプリのプレビューを公開しました。

 

iPad版Photoshop CC:タッチ操作でコントロールできるよう再設計されたiPad版Photoshop CCは、デスクトップ版と同じパワーと精確さを受け継いでいます。つまり、iPad版PhotoshopでPSDのネイティブファイルをそのまま開いて業界標準と言えるPhotoshopの画像編集ツールで編集ができ、使い慣れたレイヤーパネルも装備されます。マルチデバイス対応のPhotoshop CCは、iPad版が2019年に提供開始予定です。iPadで編集作業を開始し、すべての編集内容をCreative Cloudを介してデスクトップ版Photoshop CCで引き継ぎ、両者間を行き来して編集をすることができます。

 

Project Gemini:デバイス横断でのドロー&ペイントワークフローを加速するために新たに開発されたアプリです。Project Geminiは、iPad版を2019年に提供開始予定です。ビットマップとベクターならびに新しいダイナミックブラシを統合し、単一のドローイングエクスペリエンスを提供します。Project Geminiでは、アーティストは使い慣れたPhotoshopブラシを同期して使うことができ、Photoshop CCとの連携もスムーズに行えます。

 

 

iOSでのPhotoshop。‥‥既にiPadを作画&映像制作業務で毎日使っている私としては、メモリの上限によるレイヤー数や、色深度(8bitどまりか否か)の制限が気になるところですが、まずは「デバイス横断」が可能となるPhotoshopの登場を素直に喜ぶことにします。

*デバイス横断を宣伝するあたり、16bitモードの読み書きは可能だとは思いたい。ちなみに、クリスタもプロクリも8bitどまりで、16bitは扱えません。軽量のプロクリはともかく、クリスタが今でも16bit非対応なのは不満というよりはナゾです。カラーイラストを扱うのにネ。そんなに設計の古いソフトなのかな。

*PQのHDRを扱う場合、8bitは使わないので、いちいち16bitをiPadのドローソフト用に8bitに変換するのが面倒です。‥‥線画作業なら8bitでも大丈夫ですが、行き来がネ。Pixelmatorは16bitファイルを開けますが、ドローソフトにはならないので、なかなか悩ましい。

 

選択肢が広がるのはイイです。

 

私がPhotoshopを初めて使ったのは、バージョン2の頃で、レイヤーがないバージョンでした。レイヤーのないPhotoshopなんて、今では冗談みたいな話ですが、当時はアンドゥリドゥ、フェード、マスクが使えるだけでも、めちゃスゴいと喜んで使ってました。だってさ、現実の写真撮影や絵具を使ったイラスト制作は、アンドゥやフェードなんて無理ですもんネ。

 

当時では夢の道具でしかなかったiPadのようなガジェットが出現した上に、Photoshopが動作するようになるとは、リアルに想像できませんでした。奥行きがあってドカンと重いCRTに、タワー型Macの1152px解像度の映像を映し出し、1670万色なんて無限の色彩だ!‥‥とか言ってた時代が、何もかも懐かしいです。

 

今度のiPad Proの新型は、5.9mmの薄さとも噂されていますよネ。

 

時代はどんどん進化しますネ。

 

 

1995年頃に初めてPhotoshopをイジった時に、「これで自分の人生が変わるかもしれない」と予感したものですが、2015年に発売されて即座に飛びついて買ったiPad Proも、実は、刻々と自分の人生を変え続けているのかも知れません。

 

たとえ将来にAppleのiPadがなくなったとしても、iPad Pro的な何かさえあれば、自分はなんとかなりそうだ‥‥という実感があります。

 

だってさ‥‥、私が20代の終わり頃にPhotoshopとMacと遭遇していなかったら、アニメ業界から離れて、今は全く別のジャンルの仕事をしていても不思議ではなかったと思います。そのくらい、道具との出会いは重要です。当人を生かすも殺すも、道具次第‥‥だと、人生を半分以上生きた今、ハッキリと自覚できます。

 

iPad版Photoshop CCは来年に提供が開始されるとのことです。

 

iPad Proの新型もあいまって、また何か、新しいワークフローやものつくりのアイデアが生まれると良いですネ。

 

 

 

 

 

 


忠誠の習慣

日本のアニメーターは、類い稀なる突出した能力を有しているにも関わらず、「絵を描くことをハンデにしている」ような状況を感じます。

 

線画以外を描こうとしない

アニメの仕事以外をやろうとしない

ネットなどの現代のインフラを仕事の広がりに活用しない

アニメの仕事の形を変えようとしない

 

なぜ?‥‥なんでしょうね。

 

私のような1960年代生まれも、20代の若い1990年代生まれも、「学校で良い子」であることを子供の頃から叩き込まれて、「道」から外れることを「悪しき」とする思考が根付いちゃっているのかな‥‥と思います。

 

「なぜ、アニメーターは反乱しないのか」という記事を読んだことがありますが、反乱しないのはアニメーターに限らず、仕上げも撮影も同じで、もっと言えば日本で育って社会人になった人間の多くは「自分の仕事を所与の形として認識して、それを疑わない」気質と言えます。

 

‥‥で、何か指摘されたり注意されたりすると、容易に不快な気分になったりします。それはなぜかというと、「自分はこんなにルールを守っているのに」という意識が根底にあるからだと、常々考えています。

 

「おれはちゃんとやっている」‥‥の「ちゃんと」の実体とはなんなのでしょうネ。それはアニメーターで言えば、

 

線画だけに専心する

アニメの仕事だけをやる

昔からのアニメ業界のインフラだけで仕事をする

アニメの仕事の旧来の形を守り抜く

 

‥‥ということなのでしょう。

 

となれば、たしかに、どんなに絵の能力が高くても、線画の原画仕事以外に目はいかなくなりますよネ。

 

でもさ。

 

「アニメ業界の忠臣」を体現して、「主君からどれだけの恩給を与えられる」のでしょうか。「サムライジャパン」の気分に浸って、「アニメ業界のサムライ」とばかりにアニメの線画仕事だけに忠誠を誓って年月を重ね、‥‥で、手元に残ったものはなんでしょうか。貧困の老後?

 

手がけた多くの原画仕事の全ては自分の著作権を主張することは難しく(他人の考えたキャラとストーリーで、他人が書いた絵コンテに基づいて、原画を描いているのですから、著作権の主張は無理過ぎるでしょう)、かと言って、権利などなくてもどんどん稼げるほど作業単価が良いわけでもない。

 

そんな酷い現状の中、一体、何に対して、忠誠を誓っているのでしょうか。

 

子供の頃から植え付けられた「忠誠心の習慣」だけで行動しているんじゃないですか。

 

 

私は、もし群れがリーダーに付き従うとすれば、リーダーがアルファオオカミとしての何らかの強い実力をもつからだ‥‥と、いつも考えます。年功序列でもなければ管理職の肩書きでもないです。へっぽこなリーダーには群れは追随しません。

 

では、アニメ業界の暗黙のリーダー的存在、つまり、アニメ業界を束ねているシステムは、2020年代に果たして強い力で人々を惹きつけるリーダーになり得るでしょうか。

 

なり得ませんネ。システムが老いすぎて、ヘッポコになり過ぎているのです。

 

新しい映像技術が押し寄せる2020年代に、アニメ業界の内部は「一致団結して、困難に立ち向かう集団」たり得るでしょうか。それも「たり得ない」ですネ。今後はどんどん内部分裂が進んで、在りし日のアニメ業界のシステムはズタズタに寸断され、今よりさらに酷くなると思います。お金の一点だけとっても内部は不満だらけで、かろうじて束ねているのは「アニメが好き」という各人の「アニメに対する忠誠心」です。

 

忠誠心にも限界があります。「アニメに対する憧れ」を20代で体験したのちにアニメの職を辞める人は一層増えるでしょうし、中堅・ベテランのリタイアも加速するでしょう。

 

 

 

アニメ業界人にアンケートをとって集計して分析めいたことをしても、アニメ業界が一向に改善されないのは、この10年を見ててもわかりますよネ。雇用の状態が多少でも改善されたこともありましょうが、それは、ツイッターなどの討ち死に覚悟の個人の内部告発に、制作会社がビビり始めたからでしょ。決して業界団体の功績じゃないよネ。

 

「1つの何か=アニメへの愛着」に対しての、「極度の忠誠心」から解放されるべきです。

 

アニメーターではなく、絵描きとして自分を認識するのが良いです。アニメ業界に忠節を誓う家臣になる必要はないです。

 

 

 

‥‥で、iPad Pro。べつに、Surface ProでもMobile Studio Proでも良いかも知れませんが、私が実物を知った上で推薦できるのがiPad Proだというだけです。

 

お前はAppleの回し者か‥‥とか言われそうですが、現実問題、さっくりと持ち運べて、十分な性能と機能を持ち、仕事にも使えるのは、私個人の所有する機材の現状で言えば、iPad Proです。‥‥いや、実際、Appleは次は何をDisconするか怖い企業なので、ベッタリなのも怖いんですけどネ。

 

自宅にお絵描きパソコンセットを用意するんじゃダメです。必ず、そのパソコンの前に着座しないと絵が描けない‥‥なんていう縛りは、やがてパソコンが埃をかぶることになるでしょう。

 

行動のフットワークは軽く。

 

そして、自分の思考やアイデアのフットワークも軽く。

 

 

 

アニメ業界は暗黙のうちに、スタッフが「アニメじゃないと食っていけない」という依存状態を利用しているのです。スタッフ自身も「ギャラが安い。こんな業界はダメだ」と言いながら、実は共依存関係にドップリなのです。

 

アニメ業界の家来になり下がるのではなく、あくまで、アニメ業界の仕事は単なる選択肢の1つにしましょう。共依存からすぐに抜け出すことは無理でも、iPad Proなどでアニメ仕事以外の絵を描いて、依存関係から「まず自分から」抜け出す努力をすべきです。

 

子供の頃から植え付けられた「忠誠の習慣」から、一生そのまま抜け出さないのも人生ですし、自分で「起業精神」を発揮するのも人生です。

 

まあ、死ぬまでに、どうやって生きていきたいか、‥‥‥ただそれだけではあるんですけどネ。

 

 

 


新型の噂

iPad Proの新型の噂が、ちらほら聞こえてきますネ。USB-C、4K HDRの外部モニタへの接続、A12X、新型のApple Pencilなど、興味をそそる内容です。

 

でもまあ、まずはおとなしく、実物がラインアップされるのを待つことにします。噂は噂ですしネ。

 

もしこの秋にiPad Proの新型が出ちゃったら、そろそろWindows機不在を解消しようかと思っていた計画も足踏みにはなりそうです。DELLのXPSの基本モデルは、メモリ64GB(まで増設可能な4スロット)、PCIeやM.2など、基本性能が充実しており、未来の4K時代での拡張の幅もありそうで、価格も手頃ゆえに目星をつけていたのですが、まあ、iPad Proはリアルに毎日の仕事に直結しており、お金を毎月生み出す道具なので、iPad Proが優先になりそうです。

 

実際、イヤらしい言い方ではありますが、iPad Proは「金のなる木」のようなものです。絵と映像を、自分の仕事にしているのならば。

 

アニメーターは、己の絵を描く能力を、かたくなにアニメの作画用途にしか使わない傾向がありますが、それは何とももったいないことです。自分のツールが、紙と鉛筆、または、PCに縛り付けられたペンタブだと、自分のアクションも「アニメ作画仕事」に縛り付けられてしまうことも多分にあるのでしょう。

 

私が液タブではなく、iPad Proを選択している理由は、軽く持ち運べることも大きいです。新型はなんと5.9ミリの薄さだとか。

 

持ちはこべることはそんなに重要かね? ‥‥と思いがちです。まあ、たしかに、作画机は持ち運べなくても作業はできますもんネ。

 

でも、自分の作画机を見て、どう思います? その机のありさまをみて、「原画を描こう」「作監作業をしよう」‥‥としか思えないんじゃないですか? 作画机を見た途端に反射的に、アニメの作画の仕事しか発想できないんじゃないですかネ。

 

自分は色々な絵がかけるはずです。しかし、作画机の光景を見た途端に、作画だけを作業する人間へと自らマインドセットしがちです。

 

ゆえに、作画の、線画の仕事の、しかも、旧来の枠組みの「内容とお値段」でしか仕事ができないのです。身動きできないことは、実は思考まで身動きできない連鎖を引き起こします。当人のマインドセットが旧来枠で出来上がってしまうわけです。

 

 

アニメーターを仕事にしている人間は、何も、「アニメ業界の家臣」ではないのです。アニメ業界にとことん忠節を誓って、得られるものは何?

 

アニメ業界に忠節を尽くした先にあるのは?

 

50、60、70代と、アニメーターを続けた未来に、何が待っている?? ‥‥考えるだに暗く恐ろしい気持ちになりますよネ。

 

iPad Proを手にして、自分の「絵の力」を様々なジャンルに活かせば良いのです。線画を自分の全てにする必要はなく、様々なアイデアを己の絵の力を元手に、iPad Proで具現化して、アニメ業界のしがらみなど無縁に、自由に展開すれば良いのです。アニメーターが原画以外の仕事をしても、誰も咎めることはないでしょう。

 

 

私はここのところ、毎日、毎日、iPad、iPad。

 

Apple Pencilのチップ(先端)は1〜2ヶ月で消耗します。でも、1ダース800円の鉛筆よりは全然コストは安いんですヨ。私が鉛筆最盛期の頃は1ヶ月で2ダースは消費していましたもんネ。鉛筆3ダース分のお値段で、Apple Pencilのチップ4個入り(=鉛筆10ダース以上に相当)が買えます。

 

ドットバイドットではないにせよ4Kの作画もiPad Proでできるし、デザイン画もショットボードやカラースクリプトも、色んな絵にまつわる作業・仕事がiPad Proでできます。イラストやコミックももちろん可能です。iPhoneで撮った写真はすぐにAirDropやCloudを通じて13インチの大画面で見れるし、iPhoneの4Kで撮影した映像もm4Vやmp4で送ればすぐに見ることができます。AppleだけでなくAmazonなどの他のCloudサービスも使えます。PDFの絵コンテにベクターでメモ画を書き込むこともできます。さっと机から持ち出して、スタッフに模式図やアイデア図をその場で描いてみせることも可能です。

 

私は、初代のiPad Proを今も使い続けて3年。いったい、そのiPad Proでいくら稼いだことになるのか、計算するのもめんどくさい。

 

 

線画一筋、原画一筋。‥‥という人まで無理には勧めませんが、せっかく絵を描いて曲がりなりにもそれで飯を喰うだけの能力があるのなら、迷って足踏みして時間を浪費するだけもったいない‥‥です。

 

繰り返しますが、アニメーターは、アニメ業界の家臣・忠臣じゃないのですから、もっと自分の絵力を他のジャンルでチャレンジしてみても良いと思うんですよネ。

 

 

私はお金の都合で、もうちょっとiPad Proの新型は後でもよかったんですが、この秋に出る‥‥となれば、買わずばなるまい。

 

 

 


AIにお願い

Photoshopをいじる時間が最近久々に増えたのですが、塗りつぶしツールが相変わらずの使いにくさで、20年前と何も変わってないな‥‥と色んな意味で驚きます。

 

Adobeさん。塗りつぶしや選択ツールに「新しい何か」を導入して、「今、どの範囲を塗れば良いか」を自動選択して、サックリさくさく、塗れるツールを作ってください。

 

例えばAI。

 

絵をAIに描かせるなんて宴会芸みたいなことに費やさず、人間の強力なアシスタントとなるようなことに、どうせならAIを使って欲しいですネ。

 

今、少なくとも私に必要なのは、使い道にこまる絵をAIに描かせることではなく、「人間なら、そこは普通、閉じた線と考えるだろ」と判断するのと同等の処理をしてくれるソフトウェアです。

 

 

 

自動中割りとか色々とAIに期待されていることも多いですが‥‥

 

人間が描いた絵の、最大の理解者は、人間だと思います。

 

なんか、大袈裟過ぎると思われますが、AIが完璧に原画を清書して中割りまでこなしたら、それはもう、新しい人類誕生ですヨ。アニメはさ、線が簡略化されているからナメられがちですけどネ。

 

絵ってさ、当人にとって、光であり、闇でもあるでしょ? 真剣に何年も取り組めば、そういう部分にブチあたりますよネ。

 

絵に対してろくに踏み込んだ事もない人間が、研究材料とばかりに「アニメ絵」に取り組んだところで、その光と闇のメカニズムの深淵に到達できるとは思えません。

 

 

 

「でもさ。光と闇とやらの、人間の意識や思考の奥底だって、解析すれば、云々」と思う人もいるでしょう。‥‥私も実はそう思うところはあります。

 

でもさ。解析できる? 解析できると思える?

 

解析できた!‥‥と言う人は、おそらく自分の心の謎も解析できてるはずですが、如何に。

 

 

 

 

絵を描く事って、実はそうした解析が困難な人間の部分と、無線(というのは例えですが)で繋がっちゃってるんですよネ。

 

なので、そういう部分にAIを無理に活用しようと目論むよりも、例えば「萌えキャラを細かくパーツ分解して、年代ごとの形状の変化の経緯もビッグデータ化して、次に受けそうな萌えキャラを自動生成する」とか、闇も光も無縁なルーチンに徹したほうが、商業的には良いと思いますヨ。

 

あとは、話を元に戻して、「途切れた線によって描かれた「暗黙のペイントエリア」がどこにあるのか、推測する」機能とか。

 

まあ、実際、Photoshopの塗りつぶしツールは、「そこは線が繋がっているものとして、解釈してよ!」と思うことしきりなので、コンピュータのルーチンが判断して簡単に塗りつぶせるようになったら、嬉しいですネ。

 

 

 

もし、AIのようなに未来の機能に私が望むことがあるとすれば、「今までコンピュータでは融通が効かなかった場面が減って、徐々に確実に、コンピュータが使いやすくなる」ことですかネ。

 

 


PC

今はもう、「Windowsだから安い」ということはないんですよネ。20年前の「自作PC」が流行った頃とは違って、必要条件を満たしていけば、MacもWinもそんなに値段は変わりません。今でも安く感じるとすれば、値段相応に、性能を削ぎ落とした製品がWindows PCには用意されているからでしょう。

 

Webの購入ページの「カスタマイズ」でちょっと見積もった感じだと、節約したつもりでもアレよアレよという間に20万円台をオーバーしました。モニタなしの値段でソレなので、4K HDRモニタを買い足せば、なんだ‥‥iMac 5Kとそんなに変わらない値段です。

 

i7で3GHz(TB時に4GHz)は良いとして、メモリは8GB、HDDは1TB(HDDの銘柄は謎)‥‥と、そのままじゃキツいのを納得した上で初期状態で買えば、税無しで10万円(99800円)で買えるモデルもあります。そこから徐々に自分でパーツを買い集めて(できるだけ安いタイミングで買って)、M.2のSSD、32GBメモリ追加、3TBで7200rpmのデータ置き場HDDで強化していくのが、一番安くWindowsを自宅の映像制作用として買える方法かも知れません。

 

うーん。

 

やっぱり、なぜ私が今、Macばかり使っているかを思い出しました。

 

Windows PCで環境を揃えるのは、色々と煩わしいからですネ。

 

Macの場合は、iMac 5Kを買いさえすれば、iPad Proとの連携ですぐに色々と始められますから、ものすごく「手軽で楽」なのです。消費電力も発熱も低いですしネ。Air Dropは便利ですし。

 

Windowsマシンのメーカーラインアップを見ると、コンパクトミニタワーと言いながら、しっかりとデカい筐体と、消費電力の大きさは、なかなかに萎えます。昔、散々、デカい筐体の猛烈な電力消費と発熱と冷却のためのエアコン電気代で苦しんだので、そういうのはもういい‥‥のです。なので、できるだけコンパクトで省電力なのも、製品選択の重要項目です。自宅の居室は、アニメやCG会社の作業場とはやっぱり性質が異なりますからネ。

 

 

ただ、筐体がコンパクトで省電力でも、MacはPCIe増設スロットを本体に持たないので(まあ、あの筐体なので当然ですが)、そこは結構面倒です。Thunderboltのブレークアウトボックスに頼ることになりますが、今はまだ4K過渡期なので製品の選択肢に困ります。

*Thinderbolt経由でPCIeを接続するボックスもありますが‥‥、手を出していません。

 

まあ、4Kはやがて「普通」になって、いちいち大騒ぎするようなものでもなくなるでしょうから、モニタも周辺機器も今は「待つ時期」と心得て、Windowsマシンなら「拡張のベース」となる機種・モデルを買うのが良いのでしょうネ。今、2Kにしか対応できないマシンを買って(例えばオンボードのビデオが4K非対応とか)、あとで買い直しになるのだけは避けたいところです。

 

今すぐにバリバリやり始めたいのならともかく、自分の成長戦略・ロードマップをある程度考えてコツコツと足場を固めていくのなら、いきなり高いマシンを買って持ち腐れするよりは、10万円そこそこで未来の拡張性もあるベースマシンを買うのが良いのだと思います。

 

ちなみに、4年前に買ったiMac 5Kは、今でも十分現役です。今月ちょうどローンが終わりますが(=つまりiMac 5Kが世界にデビューしたのが4年前の9月だったということですネ)、あと2年はなんとか現役でイケそうです。

 

今のパソコンは寿命が長いよねえ。昔は4年なんてもたなかったもんネ。

 

 


iMac相当のWindows PC

私は最近はMacばかり使っていますが、昔からWindowsも使ってきました。2010年代に入ってからはFusionとかの仮想OS環境の性能が向上したこともあり、ハードウェアはiMac、仮想環境でWindowsという状況が続いています。

 

最近はその仮想環境も使わず、macOSとiOSだけで仕事場も自宅も作業しています。

 

別にWindowsが嫌になったわけでもなく、macOSとiOSの作業快適性が、新しい映像制作のスタイルに適しているからです。もし自主制作をするにしても、macOSとiOSのコンビはパフォーマンスに優れています。映像制作には絵も音も必要ですが、GarageBandは言うに及ばず、有償のLogicにしても、他社では太刀打ちできないライブラリの豊富さがありますし、なんだかんだ言っても、QuickTimeのProResが使える恩恵は大きいです。

 

昔、Windowsは「フリーソフトがいっぱいある」のが売りでした。とは言え、大して使い物にならないフリーソフトが膨大にあるよりも、使えるソフトが指折りで数えられるくらいあれば良いのです。

 

 

で‥‥、前回の続きですが、「自分たち数人でプロレベルのアニメを作りたい」と自主制作を思い立った時に、Macに「お引越し」しなければならないのは、大きなハードルですよネ。

 

私はmacOSでのノウハウが積もりに積もっているので、Macを使いたいという理由もデカいです。同じく、Windowsを使っている人もノウハウは継承したいでしょう。

 

なので、Macだけに偏って未来の少人数精鋭のワークグループを模索するのは、あまり良い方針とも思っていません。Windowsだけに偏るのもマズいですが、Macだけなのもマズい。

 

ゆえに、現在、「iMac 4K」「Mac mini上位機種」あたりの性能と同等クラスのWindowsマシンを探し始めています。自分で所有して使ってみないと、実感に基づく文章は書けないもんネ。

 

「Windows PC おすすめ」の語句で検索すると、そりゃあもう、「ノートパソコン」ばかりが検索に引っかかります。ああ‥‥そうだった‥‥、世間ではWindowsは「ビジネスパソコン」なんだよネ。ジョブズの術中にまんまとハマった世界が今ここにある‥‥という感じで。

 

10万円台前半で買える構成で、

 

4K10bitを接続できるビデオ性能

PCIeのスロット

Core i7 4GHzあたり

M2のSSD

 

‥‥くらいので良いのです。メモリは4スロット、PCIeは2スロットあるのが望ましいです。

 

後で自分で増設して、

 

追加で16GB2枚=32GBのメモリを追加

BlackmagicのHDMI出力カードをPCIeに差す(=当初は必須ではない)

ビデオカード(ボードのビデオ出力が1つしかない場合)

適当な4K HDRモニタ(6〜7万くらいの)

適当な4K HDR出力モニタ(編集ビデオ出力をカードから出して繋ぐ・別接続でサブモニタにもする)

追加のHDDか、SSD

 

‥‥というあたりでストップ。それ以上のお金はかけずに、必要最低限のマシン構成のWindowsでどこまでできるかを試してみたいです。

 

ちなみに、ソフトウェアは、

 

Adobe CC(全部入りかAfter Effectsのみ)

DaVince Resolve

 

‥‥くらいで良いでしょう。Adobe CCとDaVinciがあって映像が作れない‥‥なんて言うのなら、そもそも本人のポテンシャル不足でしょうしネ。

 

そこに、iPad Proとプロクリ&クリスタで、ペンタブ環境は十分です。板タブはあれば良いけど、必須ではないです。高い液タブ(30万円前後)は不要です。

 

安く抑えても、これらを一度に買おうとすると、50万円くらいはかかってしまいますが、これら機材を一度に使うことはあり得ません。ですから、最初はiPad Proから買い始めて、たっぷりと絵を描きためて、iPad Proのローンが終わる頃に4Kマシン(MacでもWinでも)を買って、カットごとのアニメ制作が終わる頃=4Kマシンのローンがそろそろ終わる頃に、サブモニタと出力カードを買って編集をおこなう‥‥という順番でしょうかね。

 

あしかけ5〜6年くらいにはなると思いますヨ。なので、年齢的なことを考えても、若い頃から取り組んだ方が良いです。

 

「え〜、そんなにかかるの?」と言う人は、おとなしく受け身で、商業ベースの単価仕事を続けていれば良いのです。自分の欲しいものは簡単には手に入らないんですヨ。

 

 

私は何もMacのエバンジェリストになりたいわけではなく、アニメーションの再定義・再発明のムーブメントを盛り上げたいので、MacもWinもどっちも「どんとこい」です。

 

そんな私がWindowsマシンを現在稼動状態にしていないのは、ちょっと苦しい。‥‥ので、何か、iMacの中位機種かMac mini上位機種くらいのそこそこの値段でWindowsマシンを買えると良いなあ‥‥と思っています。

 

でもねえ‥‥‥。私がMacに落ち着いているのって、煩わしい構成に気を揉まずに、だいたいどんなMacでもすぐに映像制作が開始できること‥‥なのですよネ。一番安いMac miniでも買わない限りは。

 

 

 

 

 


Webの復活

最近、「マイホームページ」は全然流行らなくなって久しいですネ。まあ、そりゃ、blogの方が簡単、twitterはもっと簡単、しかも伝播する速度も桁違いに速い‥‥となれば、「ホームページ」‥‥いわゆる自己運営のWebサービスが不人気なのも当然といえば当然。Webを作るのは最低限の知識(ディレクトリの構造とか)が必要ですが、blogやtwitterはスマホが使える程度のレベルで知識は不要。Webサーバーを(レンタルといえども)立ち上げるほどの「ある程度勉強しないと覚えられない知識」は不要ですもんネ。

 

私もこうしてblogだけになって久しいですが、blogにもtwitterにも不可能なことがあると日頃から痛感しています。それは体系だったコンテンツです。

 

ツイートのまとめは単なるまとめ。纏めて読めるだけで、決して体系を成しているとは言えません。ブログの記事にカテゴリーのタグ付けしても、単にタグが付いているだけで、やはり体系とは言えません。

 

自分の意図した通りに体系を組み立てたコンテンツを作るには、やはりWebサービスによるハイパーテキストが適しています。もちろん、ブログやツイッターのような軽快性は持ち得ませんが、その逆、つまり重厚で読み応えのある技術指南書・解説書はWebが今でも適していると感じます。ブログは記事を書けば、前の記事はどんどん過去に追いやられるし、ツイッターは文字化した小鳥のさえずりのごとく、揮発してどこかへ消えます。

 

技術を体系立てて解説するには、このブログでは不可能。ツイッターではもっと不可能。

 

なので、またWebの復活を目論んでいます。同時に電子書籍にも著そうとも考えています。

 

 

何度もこのブログで書いてきたことですが、もはや機材的なハンデは、少なくとも 4K 24p SDRであれば、プロもアマも全く同質です。アニメ会社だろうが、60万もする300nits PQ対応のモニタはポンポン買えるわけではないですし、アマチュアや個人活動でも4Kサイズのキャンバスで綺麗に整った絵を描くことは可能です。つまり、機材的なハンデや長所は同じです。

 

意外と知られていないかも知れませんが、アニメ会社は高い機材を思うように買えません。安い機材で実は凌いでいるのです。Adobe製品がCS6で止まっている理由は、「機材が更新できない」「バージョンアップの費用を捻出できない」「プラグインの更新の問題」など、結局「金の問題」です。金があれば、すべての会社が皆CCにしてますって。

 

会議室にショボい「何かのオマケでくっついてきた小型PCスピーカー」が置いてあったら、それがまさにその会社の「姿を表している」と思って良いでしょう。会議室って、会社の性質がモロに表れますよネ。一見小綺麗でも、設置している機材で舞台裏は透けてみえますしネ。

 

なので、アマチュアとプロの差は、個人の技術力と経験値の差です。機材の差ではないです。個人の方が会社より、新しく充実した環境であるケースもあるでしょう。

 

ですから、プロが自宅に今どきの環境を最低限でも揃えれば、もはや劇場クラスと同等の画質のアニメーション映像も作れるのです。‥‥いや、いまだに2Kで足踏みしているのがアニメ会社の現状ですから、4Kをいち早く個人で実現して、プロ集団たるアニメ制作会社の映像品質を凌駕する内容を、個人の著作物として具現化することも短尺なら可能です。

 

もちろん、1人で何千枚も描いて塗って‥‥なんてできないですよネ。だから「新しいアニメーション技術」が必要なのです。昔取った杵柄はそのまま取って置いて構いませんが、新しい杵と柄も手に入れれば良いのです。

 

‥‥で、そのあたりの「プロ同等の自主アニメを作るための手順と技術」を、Webと電子書籍でまとめようと考えています。

 

 

‥‥‥‥‥もうさ。

 

「大集団ありきじゃないと実現できない」技術書なんていらんだろ???

 

また「同じ穴」にハマるつもりか。

 

もうその穴にハマるのは、懲り懲りなんじゃないの?

 

「アニメはマスゲームじゃないと作れない」なんて時代を引き摺って、思考もどっぷり古いままに浸かりきって、膨大な手間と時間と阿鼻叫喚でアニメ制作を埋め尽くす時代には、明確にピリオドを打つべきと、少なくとも私個人は考えます。

 

こんなんじゃ生きていけない。‥‥なんて思うのなら、理想と目標を掲げて、それに向かって立ち上がらないとさ。

 

理想をもたずして、「だって自分じゃ無理だから」「どうせ変わらないから」と愚痴ばかりに終始する人も、まあ、人生それぞれでしょう。愚痴の掃き溜めにツイッターを利用するのも、個人の自由です。

 

アニメの制作構造に皆が強い限界を感じているのに、その構造から全くもって抜け出せない‥‥って、自分ながら情けない、不甲斐ない、口惜しい‥‥と思いませんか。

 

私は情けない、悔しいと思いましたので、違う方法、脱出の方法を模索し続けて、現在に繋がっています。

 

 

 

この秋に出ると噂されていたMac miniは結局発表されませんでしたが、新型Mac miniにしろ新型Mac Proにしろ、新しい「4K時代合わせ」のマシンが出現し始めた時が、ちょうど良いタイミングです。特に4K対応可能なMac miniは廉価なので(新型は多少高くなると噂されていますが)、個人規模にはうってつけとなるでしょう。

 

新型のMac mini、普及価格の4K HDRモニタ、iPad Pro、Apple Pencil、ProcreateとClip Studio EX、無償版のDaVinci、キーボードとマウス、SSDの増設外付記憶装置、そしてAfter Effectsがあれば、他は何もなくても、自分の技術次第でテレビや劇場のアニメに匹敵する品質が作れるようになります。ぶっちゃけ、切り詰めればPhotoshopすら省けるので(=つまりAfter Effects単品のCC契約でOK)、環境構築費と維持費はバカ高くもなりません。

 

そのあたりの初歩、初期段階を、体系化してまとめて、新しいムーブメントを「作り手側主導」で実現するきっかけをつくりたいと思っています。

 

そのためには、ツイッターやブログじゃダメです。Webがふさわしい。

 

 

 

まさかをWebを「温故知新」と呼ぼうとは、2000年の頃には思いもしませんでしたが、考えてみれば、あと1年ちょいで2020年ですもんネ。

 

ひとまわりしても良い時期かもネ。

 

 

 

 



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