自滅

ツイッターで見かけたんですが、アニメ制作現場での「止め」セルの記入の際に、「1」とだけ記入するか、「1止め」と記入するか、どちらが良いか?‥‥という話題がありました。

 

1止め または 1end

 

‥‥が良いです。明確な理由があります。

 

冷静に物事を考えましょう。

 

なぜ「止め」と記入するか

 

を。

 

どっちが正しいか、どっちが約束事か、なんて暗記物なんかにせずに、あくまで合理的に、構造的に。

 

1‥‥とだけ書かれていると、どう思いますか?

 

次に2が来るかも知れない可能性を考えるでしょ?

 

一方、1止め‥‥と書いてあれば、そのセルが1枚しかない止めセルだとすぐにわかります。

 

そして、無駄な「次の2を探す検索行為」をしなくて済みます。

 

シートは演出や原画や動画のためだけにあるのではなく、彩色や撮影や編集や制作のためにもあるのです。

 

そうした制作運用上の機微を考慮し、作業想定を合理的に考えれば、「止め」と付記したほうがストレスが軽減されるでしょ。

 

よく考えようよ。暗記するんじゃなくて。

 

 

 

先輩がそれで正しいって言ってたとしても、その先輩は撮影なんてしたことないでしょ? 正しいかどうかなんて、その動画の先輩の経験値じゃジャッジできないよ。

 

動画の先輩の面目を潰して悪いんだけど、コンポジット作業のシート打ちをする際に、「1」としか書かれてなければ、わざわざシートの最後まで目で追って「2」を探すんだよ。もし2がなければ、連番ファイルを確認したり、シートを何度も見返して見落としがないか確認するんだよ。迷惑なんだよ、無駄な時間を取らされて。「正しくもなんともない」のだよ。

 

「止め」は1枚しかないこと=1のみで番号が終わることを伝達し、「END」は連番の番号が終わることを伝達します。ゆえに、「1止め」だけでなく「1END」という書式も根付いています。

 

番号がこれで終わります。‥‥という伝票上の記載事項なんですよ。現場の雰囲気とか教わったとかじゃなくて、伝達事項です。

 

 

 

あのさあ。

 

作画の人間もコンポジット(撮影)の基礎だけでも学んで、50カットくらい、コンポジットしてレンダリングしてみれば?

 

そうすれば、仕組みが、すご〜〜〜〜く良くわかるよ。

 

 

 

アニメ業界自体がガラパゴスだけど、そのアニメ業界の中で、

 

作画はガラパゴスの中のさらにガラパゴス

 

‥‥なんだよね。

 

2020年代に致命的に「業界の近代化」の足をひっぱるのは、確実に作画工程です。それをいやというほど、2020年代に味わうことになります。

 

4Kが特別だと思っている時点であまりにも時代から遅れ過ぎています。A4用紙を144dpiでスキャンなんかしてて、未来に生き残れるはずないじゃん。凄い低解像度でいつまで作り続けるつもりか。

 

まあ、ガラパゴスの珍獣として生きることは可能でしょうが、それはほんのひと握りで、多くは淘汰されます。

 

珍獣として生き残る覚悟があるのなら良いですが、単に業界に依存して生き続けようと思うのなら、業界の自滅の道を共に歩むことになりましょう。旧来の制作現場はものすごい勢いで型崩れが進行しており、ツイッターで呟かれる様々な現場でのテクニカルエラーが、まさに崩壊と自滅を体現して象徴しています。

 

自滅の成り行きに気がついた人々が、徐々に業界とは別路線を歩み始め、さて、2020年代、そして2030年代はどうなりましょうか。

 

別路線では旧来の作画のしきたりなど通用しません。全世界で進行する技術の進化に足並みを揃えられる人々が、新技術をアニメ制作に応用し、独自のサバイバル能力を獲得するのです。

 

 

 

人生は長いです。40歳なら50年近くも時間があります。

 

なのに、どんどん道幅が細くなって、道沿いのお店も街灯も減り、真っ暗な道を歩み続けますか。

 

分岐して新しい路線を模索しましょう。

 

岬の崖までたどり着いて、もう引き返せない、もはや海に飛び込むしかない‥‥と自殺するまえに。

 

 


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