沖縄戦

今日、6月23日は沖縄戦終結の日です。東京大空襲(3月10日)や、オラドゥール村の虐殺(6月10日)と並んで、沖縄戦の凄惨な戦闘は、のちの世界を生きる日本人なら覚えておきたい「戦争を抑止する記憶」です。

 

本当にそんなことが事実として起こり得たのかと、耳を疑う出来事の連続です。

 

戦争に反対して平和な日々を1日でも多く欲するのなら、戦争の過去の歴史を遠ざけるのではなく、むしろ近づいて様々な視点から自分なりに研究することです。

 

人間は、ここまで残忍になれる‥‥という事実を、自分の日々の怒りや憎しみの中に見出して、自分自身をまず抑止することを学ぶのが、まさに身の丈の戦争反対の実践です。野放図に怒りや憎しみや敵対心をバラ撒くことが自由ではあるまい。ツイッターはそういった意味で、戦争の根元を見るようです。

 

 

 

兵器を「人殺しの道具」で片付けては、何の進歩も教訓も得られません。

 

武士の刀や鎧が示す通り、武器は機能美に溢れています。その機能とは、敵を打ち倒し、自分が勝つ‥‥という機能です。

 

戦国時代の騎馬を「かっこいい!」と思うのと、「F-15」「10式戦車」をかっこいい!と思うのは、実は根っこは同じです。でも近代兵器の方が残忍だと思われがちですけどネ。

 

戦国時代の合戦のエピソード、現代兵器のスペックなど、兵器や戦争を知れば知るほど、「かっこいい」だけでは終わらずに「実際に殺されるのは絶対に嫌だ」と思うようになります。

 

国宝館に飾ってある歴史的な名刀でも、その刀で実際に切りつけられて野原に倒れ、半死のままカラスにつつかれて、12時間以上さんざん悶え苦しんだのちに死ぬ‥‥なんて、誰だって嫌でしょ?

 

 

 

沖縄戦のエピソードは、実際に民間人の居住区が戦域となり、戦闘に巻き込まれた点で、本土の戦争状態(空襲)とは大きく性質が異なります。

 

日本本土決戦、アメリカからみれば、オリンピック作戦とコロネット作戦〜ダウンフォール作戦が実際に発動すれば、沖縄と同じく、民間人を膨大に巻き込んだ惨劇が日本各地で繰り広げられたことでしょう。一説によれば、アメリカはダウンフォール作戦で50万人の米兵戦死者を概算していたとか。

 

*少年兵と呼ぶにも、あまりにも若い、あどけない少年たちが召集され、その半数が戦死したと伝えられています。

 

 

私は子供の頃から「大和と武蔵」とか「戦艦武蔵のさいご」とか子供向けハードカバー本を読んでいたので、戦史について興味があり、今ではKindleで様々な時代の戦史を読んでいます。

 

ゆえに、命のやり取りなど微塵もない、美少女キャラを飾り立てるだけの兵器は、私はどうしても馴染めません。兵器の非情なまでの「機能美」は認識するものの、おもちゃのように弄ぼうとは思いません。

 

「戦艦武蔵のさいご」をアマゾンで探してみたら、私が子供時代に読んだのと全く同じ本が、今でも古本で売ってました。

 

*かなりエグい内容です。銃弾を受けて腹が裂けて、腸がとび出た同期の兵の描写とか、文章で読んだだけなのに、今でもイメージが思い浮かびます。

 

 

沖縄戦といえば、特攻も盛んに実施された戦いでした。

 

子犬を抱いた17歳の少年飛行兵も、沖縄戦で戦死しました。写真中央の犬を抱いた飛行兵は、実際に特攻によって、米海軍のDD-630「ブレイン」に突入したとのことです。DD-630は沈没こそ免れたものの、戦域を離れ後方に下がり終戦を迎えました。

 

 

 

子犬のかわいさと少年の飾り気のない表情が、かえって辛く切なく、心に沁みます。

 

 

 

最近読んだ記事で、「日本が第二次世界大戦で戦っていない国はどこか」という質問を大学生(女子大)に質問したところ、ギャグではなくマジメに「アメリカ」と答えた学生が十数人いたとか。

 

太平洋戦争を中学・高校で習わずして、大学って合格できるんですネ‥‥。まあ、特殊な例とは思いたいですが。

 

正解は「.▲瓮螢 ▲疋ぅ帖´5譽熟◆´ぅーストラリア」の中で、「▲疋ぅ帖廚任后ドイツは同盟国で、日本が負ける前に、降伏して負けましたので、戦いようがありません。

 

ひっかけとしては「ぅーストラリア」か、日本が無条件降伏する寸前で攻めてきた「5譽熟◆廚任△辰董◆岫.▲瓮螢」と答えた女子大生は、まさに戦後も戦後、日本と仲の良いアメリカだけを知っている世代なんでしょうネ。

 

信じられない‥‥というよりも、これが「これから来る令和の時代」だと記事でも書かれていましたが、正直、私も驚きました。

 

さらに、学生は「どっちが勝ったんですか?」と挙手して質問したとか。

 

 

 

戦争の歴史を遠ざけても、戦争抑止には繋がりません。逆に無知になって、戦争をその場の雰囲気で安易に肯定しちゃうんじゃないですかね。

 

アメリカと日本が戦ったことすら知らない世代が、どうやって、戦争の悲惨さを認識するのか。

 

あちゃ−‥‥‥と言う感じで、少々考えが混濁しております。ホントに知らんのかな‥‥、日米戦争と無条件降伏を。

 

 

 

アニメが作れるのは、何だかんだ言っても、平和な世の中だからです。

 

しかし‥‥。

 

もしかしたら、戦争の悲惨な記憶が薄れて、無かったことになった時、戦争は再び起きるのかも知れませんネ。

 

 

 

 


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