5.1.2

ようやく、5.1.2のサラウンド環境を、作業場に設置しました。

 

単なるステレオ2チャンネルの部屋に、後付けで5.1.2を増設したので、手間がかかりました。作画やコンポジットの仕事をしつつ‥‥なので、1日ではなく何日かに分散して設置して、時間もかかりました。既存のファニチャーを動かさずに設置する‥‥ということは、机の下に潜り込んだり乗ったり無理な体勢での設置となり、結構面倒でしんどかったス。

 

以前、なかば冗談で買ったマジックハンドが、今回も活躍しました。隙間に配線を通す時に、意外と重宝しますヨ。

 

*私が買ったのは、モノタロウさんで、赤黒の安いヤツです。

 

 

5.1.2。

 

1年前は他の職種のカテゴリーと思っていたことが、一転して必要になることもあるから、仕事の流れというのは奇妙で愉快です。

 

5.1.2とは、まず5チャンネルの‥‥

 

フロントL・センター・フロントR

サラウンドL・サラウンドR

 

‥‥に、0.1チャンネルの‥‥

 

サブウーファー

 

‥‥を足して、さらに0.0.2の‥‥

 

フロントドルビーL(上から鳴るL)・フロントドルビーR(上から鳴るR)

 

‥‥を足した5+0.1+0.0.2=5.1.2の音響システムです。

 

7個のスピーカーの配線(サブウーファーは既設)をサラウンドアンプから部屋中に張り巡らす設置作業が、既に稼働している作業部屋で実施するのが、非常にメンドかったのです。空っぽの部屋であらかじめ配線するのとはワケが違いますし、部屋の状況を熟知した人間でないと、ケーブルの取り回し1本すら他人に頼めない作業にもなります。

 

それに、自分で設置するからこそ、状況を把握して日頃の操作にも活かせます。After Effectsでも、自分でスクリプトを書くようになって、After Effectsの構造を理解できるようになったと思いますから、作業部屋はまさに自分たちの映像作りのシステム基盤ゆえに、新たな機能を追加する時は、自分で設置に関わってシステムの根本から理解しておくのが良いと思っています。

 

 

 

海外、特に米国の仕事をするようになって、色々と日本と違う「欧米の常識」「最近の常識」に驚くことも多いです。今回の5.1の導入も、米国の標準に合わせるためです。どうせなら‥‥ということで、Dolby Atmosが再生できる最小限構成の5.1.2を導入しました。Atmosってスピーカーだらけの印象がありましたが、ホームシアターでも再生できるように5.1.2にも対応しているようです。

 

 

実際は、上図のスピーカーの角度を厳密には守れないので(まあ、OA机と作画机とかが並ぶ小さな作業部屋ですので)、理想の最小限構成にはなりませんが、仮のチェックくらいなら可能になるかと思います。

 

音出ししてちょっとだけ聴いてみましたが、やはりリア(後ろ寄り)のLR、そして高い位置から聞こえるLRの威力は大きいですネ。ピアノのLR音源を簡易的に「マトリクス(DENON X2500Hのプリセット)」で再生しただけでも、心地よいサウンドになります。

 

‥‥が、一番の目的は、macOSの出力から、各チャンネルの定位にちゃんと割り振って出力できることです。テストは後日おこないますが、おそらくうまくいくんじゃなかろうかと思います。macOSからはThunderbolt3>HDMI経由で、サラウンドアンプの各チャンネルは認識されております。

 

 

ちなみに、サラウンドアンプのHDMIを経由すると、macOSのモニタの設定ではサラウンドアンプが認識されます。その場合のColorSyncプロファイルは接続したモニタ機器のものにはなりません。

 

まあ、そりゃそうだ。‥‥X2500Hには、4KHDRテレビと4KHDRのリファレンスモニタ(EIZOのCG3145)が接続されておりますから、2つのモニタ機器を同時に解決できるプロファイルなどありませんよネ。私の環境では、別にCG-318(PQ1000カーブにアップデート済み)も繋がっているので、そっちのほうが私のチェックモニタになり、サラウンドアンプ経由のHDMIは「みせしめ」くらいのキモチで扱ってます。

 

正しいリファレンスの色は、カントクの操作するBlackmagic経由のプロミナンスに任せて、私は自分の作業範囲でベターな運用を目指します。

 

 

 

とある作品の打ち合わせで、「ウチの作品は6500Kで作っています。もはやテレビだけがターゲットと言える状況でもないですし

。」と聞いて、それはとても先見の明のある運用だなと思いました。

 

9300Kで作ってるのって、どうも日本のテレビ放送特有のガラパゴス的状況みたいで、日本人は9300K以外にも6500Kも日頃から見慣れているわけですし、テレビも6500Kで統一しちゃえば良いのにと思ってます。

 

日本のテレビ放送に合わせるためだけに9300Kで作るよりは、世界を視野にいれて6500Kで作って、日本のテレビ放送でお披露目する時に色変換なりすれば良いのでしょう。未来は明らかに、日本のテレビ放送のテレビ受像機だけをターゲットにする時代ではないです。

 

映画や海外ドラマをテレビ放送する時は6500K作品を扱うわけですし、9300Kって何が理由で日本がこだわり続けているのか、何か機会が有った時に調べてみようかと思ってます。

 

23.976も必ずしも‥‥ではないようですし(24.0で最後まで作る作品も海外ではあるようです)、今回の5.1も含め、日本の過去からの慣習のうち「更新すべきものは更新して、守るものは守る」と明確に認識しておくのは必要でしょうネ。

 

 


関連する記事

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>

selected entries

categories

archives

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM