4K60p動画のコンデジ
‥‥をはやく発売してくれんかなー。日本のカメラメーカーさん。
ぶっちゃけ正直な話、iPhoneなどのスマホはあくまで「カメラ機能」であって、カメラではないんですよね。感覚的にマヒすることも多いけど、要は‥‥
超高機能な「写ルンです」
‥‥なのです。iPhone好きの人は「そりゃ言い過ぎだろ」とか思われるかも知れませんし、私もiPhone8を使ってますけど、フィルム時代から一眼レフとか中判カメラとか色々と使ってきた率直な感想として、です。
*今でも売ってルンです。ちなみに、「写ルンです」は「レンズ付きフィルム」と呼ばれてました。レンズはおまけ‥‥というわけです。
まあ、1番の理由は「被写界深度」ですかね。
人物の周りを後付けでボカせば「深度の浅い」写真‥‥なんて、見た瞬間に失笑を禁じ得ない、ほぼ「出オチ」みたいな機能ですし。
そして、同じく重要な理由は「レンズの特性」でしょうかね。iPhoneのあの小さいレンズに、過度な期待は禁物‥‥なのは、よくよく考えてみれば誰でもわかりますわな。
この2つの大きな理由で、iPhoneのカメラ機能は「記録写真を撮るには良いけれど、その場で感じた雰囲気まで写し撮るのは難しい」です。
もちろん、iPhoneのカメラでも雰囲気のある写真は撮れますが、iPhoneの弱点をカバーするような構図やシチュエーションが必要です。iPhoneの性能に合わせてiPhone流で撮影する感じは、写ルンですの限界を承知で構図を決めて「サマになるように」シャッターを切ってた昔を、すごく思い出します。
「超高性能写ルンです」たるiPhoneの、小さなカメラレンズ越しに撮影した動画も、同じ限界から逃れられません。
Filmic Proは良いんですけど、やっぱり、iPhoneの限界の内側にあるアプリです。
ただな‥‥4K60p動画撮影機能は、今のところ、コンデジやミラーレス一眼には存在しないですよネ。
私はミラーレスの普及価格帯(5〜6万)を狙っているのですが、未だに買うに至りません。動画機能が4K60pにアップするのをずっと待ってるのです。2K60p、4K30pなら、既存のキャノンのコンデジや一眼レフで可能なので(手元にあります)、あらたにミラーレスを買うつもりはないです。
今では、24pや30pの「コマ落ち感」が容易に判別できるようになりました。60pのアニメのモーションが、QTの転送落ちで30pくらいに落ちると、すぐに判ります。滑らかなモーションに見慣れると、私だけでなく、おそらく多くの一般の人が「なんかパタパタしてないか?」と旧時代のフレームレートに違和感を感じるようになるでしょう。
でさ‥‥、どうせ動画を思い出として残すのなら、4K60pがいいよね。わざわざ2Kや30pで記録する必要はないです。2018年現在は、4K60pが少なくともiPhone8以降で「普通」に撮影できるのですから。
4K60pの記録性能は、絶大です。お出かけするのが楽しくなります。
しかし、iPhoneに絞り機能と大口径レンズ(といっても、コンデジくらいの)を装備するのは難しいでしょう。だったら、コンデジやミラーレス一眼が、次世代性能アップを果たせば丸く収まります。
廉価な4K60pの動画撮影機能は、何もiPhone8やXの独占技術ではないでしょうから、気長に、日本のカメラメーカーの動きを見守ることにします。私は、カメラメーカーに20代の頃から深い愛着を持っているので、iPhone8を常用しながらも、iPhoneのカメラ機能など本家のカメラメーカーが蹴散らしてくれることを、ココロの底では期待しておるのです。