スケーリング

未来のアニメーション制作は、例えばバイクや車に例えるなら、馬力、燃費、そして排ガス規制の3つを、常に意識する必要があると思っています。

 

そして、50ccの原付から1300ccのリッターオーバーまで、制作のターゲット・許容に応じたスケーリングも必要になりましょう。

 

馬力は映像クオリティ、燃費は制作上の効率、排ガス規制は労働の実質状況、それらを総合して、制作費の実際に合わせてクラス調整するのが排気量・車格‥‥というような感じです。

 

新技術の強みは、今までのアニメ制作の選択肢が250ccクラス固定で16馬力程度だったところに、80ccで14馬力を叩き出したり、そもそも排気量は固定せずに50ccから1リットル(1000cc)オーバーまで、ターゲットに合わせて可変で対応する仕組みです。それによって、今までのアニメ制作では参入できなかったクラスにも、どんどん参加していくことが可能になります。

 

「映像制作レース」は時代によって、そのレギュレーションが大きく変わります。当然、そのレギュレーションに合わせて、そしてレースの排気量クラスによって、投入するバイクの設計・性能・運転技術は変わっていきます。

 

しかし、旧来のアニメ制作は、250cc固定、そして70年代に設計されたエンジンとボディで、50ccから1000ccまで様々なレースに参入し、250ccクラスのレースならまだしも、50ccでははみ出して、1000ccでは少なすぎて‥‥という状況を繰り返していました。その不適応が、どんなかたちとなって表れたか‥‥は、もうここでは語りませんが、まあ、どう考えても、良いやりかたとは思えませんよネ。

 

 

 

つまり、ターゲットに合わせて、「勝つための計画」に合わせて、スケーリングを変えていく発想が、当然の前提として、これから先の未来には不可欠です。

 

社会の技術進化を「否定ではなく活用して」、巧妙に「レースでの有利な展開」に盛り込んでいくこと‥‥とも言えます。

 

旧車への愛着はありましょうが、「ヴィンテージクラス」のレースでもなければ、旧車はただ単に性能の低いレース車に過ぎません。旧車にまたがるライダーのテクニックでカバーするにも限界はアリアリです。

 

2010年代、2020年代以降には、それ相応のデザインというものがありましょう。

 

 

一度規格を決めたら、その後ず〜っと同じ規格で戦い続けるのではなく、未来の「レース」では、スケーリングを意識して、「最適な戦いかた」で戦っていくことが求められるでしょう。‥‥でなければ、「ヴィンテージ限定クラス」以外では、勝つことはどんどん難しくなります。

 

アニメ業界だけがアニメを作れる業界‥‥というわけではなくなり、業界単位ではなく、会社単位で制作が成立していくことも今後は事例として増えていくでしょう。

 

ディスカバリーチャンネルのタイトルみたいですが、要は「勝つためのデザイン」を追求していけばよい‥‥のです。

 

そのためには、プロダクションの動的スケーリングという基本的な構造は、必要不可欠だと思っています。

 

 

 



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