フェイズ

私は、新しいアニメーション制作技術、そして実際の制作運用の進行度を、「フェイズ」として捉えて、計画進行をイメージしています。

 

フェイズ1は基礎技術とテスト、フェイズ2は基礎技術の拡充と試験的導入及び小規模制作で、これからはいよいよフェイズ3の段階に入ります。フェイズ3はどんな段階かは、ここでは書けませんが、要するにフェイズ1、2‥‥の次の段階です。

 

欧米に引き離された感はありますが、巻き返しは十分可能です。欧米にはない、日本の強みを活かして、競合の死角から攻めようと思っております。

 

国内の状況に至っては、私自身、このブログで度々、自分の考えをまとめて書いてきて、じゅうぶん、自分の中での「整理整頓」は終了した感慨があります。これからはもう、自分に与えられた時間を、未来のプロジェクトにできるだけ多くつぎ込んで、フェイズをどんどん進めていく所存です。

 

もはや、今までのアニメ制作のありかたと未来のありかたを、比較して検証したり思索することも少なくなっていくでしょう。

 

 

 

思えば、1996〜2000年の頃もそんな感じでした。旧来のセル用紙とフィルム撮影台と、新しい「デジタルアニメーション」が混在していたあの頃。

 

私は、フィルムカメラを愛好していましたし、小さい頃からアニメ雑誌などで知っていて馴染んできたセル画(小学生の頃、タミヤプラ板と水性カラーでセル画もどきを描いてみたことがあります)にも愛着を感じていましたが、もうそこへは戻らなくても、十分、自分はやっていける‥‥と決心を固めたものです。

 

アニメ業界はどのように歩んでいくのか‥‥も、アウトサイダーへと変わっていく私にとっては、もう考えなくていい事かなと思います。

 

アニメ業界の横の繋がりがなければ、致命的に制作不可能‥‥という性質ではなく、独自の制作技術の基盤で成り立っていくのが、新しいアニメーション技術です。もちろん、作品の根本をイメージして指揮をする人、絵を描く人、彩る人、世界観美術を作る人、作品の空間を作る人、状況を管理する人は、依然として必要です。しかしそれは、決して、原画でも動画でも彩色でも撮影でも無いのです。新しい技術の新しい枠組みです。

 

 

 

新技術が現段階まで到達するのに、それなりに多くの時間(10年以上)をかけてきた感慨はありますが、決して期間短縮できることでは無かったとも思います。新技術をスタートした時は、グラファイトのPowerMacG4でしたから、機材の進化速度に足を引っ張られながらも、技術基盤と機材の発展が足並みを揃えてきた歳月でした。

 

振り返ると、わたし的にはやはり、2014年11月に5KのiMac、翌2015年11月にiPad Proが発売されたのが、大きかったです。それらが発売される以前は、高詳細を得るためのA4の分割作画=B3〜A3相当の巨大な紙作画による運用はかなり大変だと感じていましたし、そもそもいつも見ているモニタが4Kじゃないのは、あからさまな機材的な限界でした。

 

しかし、今は5KのiMacやiPad Proに加えて、冬にはiMac Pro、H.265‥‥と、技術運用面の追い風がさらに吹いてきます。

 

 

思えば、アニメーターだった私が、Quadra650で「コンピュータ」でのキャリアをスタートしたのは、もう20年前以上昔の話。

 

随分遠くに来たものです。新しい技術においては、4K60pは標準であり、D1でWSSWW‥‥とかやってた昔が懐かしいです。

 

 

 

まあ、昔話は昔話として、今は今‥‥です。

 

気を緩めることなく、次のフェイズへGOです。

 

 

 

 



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