Blues

私の父方の祖父母の記憶は、私が生まれる遥か前に祖父母が他界したので、当然、何もありません。

 

私の知りえた記憶は、赤ん坊の頃の父を背負いながら、笑顔で写っている祖母の若い頃の写真と、戸籍に記載された事項だけです。祖母の写真は20歳くらいの頃で可愛らしい笑顔が印象的で、顔立ちはホリが深めの縄文系とでもいいましょうか、何にせよ、1枚の写真しかないので、想像で膨らますしかないです。

 

その他は戸籍の情報だけです。いつどこで祖父が「戦死したことになっているか」とか、祖母が何年何月何時何分に死亡して除籍したとか、淡々とした記録のみです。

 

ちなみに、私の祖父が戦死したのは、満30歳の時、後を追うようにして病死した祖母は満31歳でした。‥‥30歳の男性と、31歳の女性を、祖父母と呼ぶのも、何とも不思議な感じですけどネ。


私の父を含む兄弟3人の子供たちを残して、30、31歳の若さで二人とも死んだのです。もし、祖父が戦死しなければ、祖母も若くして死ぬことはなかったかも知れません。

 

それを想うと、無性に悲しくなります。

 

 

もし、じいちゃんとばあちゃんが生きていたら、孫を夏祭りにでも連れていってくれただろうか。アメ玉の1つでも買ってくれただろうか。金魚すくいの1回でも遊ばせてくれただろうか。祖父母の家の廊下を裸足でかけてはしゃいで、昼には家族皆でそうめんでもすすっていただろうか。

 

夏になると、夏休みの頃の記憶が蘇って、そして2発の原爆とともに終戦を迎えた8月がやってきて‥‥と、何だか、自分の感情を持て余します。

 

母方の祖父母の家に毎夏遊びに行っていたので、決して、おじいちゃんおばあちゃんの記憶がないわけではないです。しかし、父方の故郷の記憶は、父が故郷を頑なに遠ざけていたので、皆無です。

 

 

夏の青い空は大好きです。色が深くて、美しいですもんネ。

 

でも同時に、少し悲しく切なくなるのは、私の生い立ちなりの「Blues」ということなんでしょうかネ。

 

 


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