スマートなエラー

形あるものはいつか壊れる。‥‥そして、S.M.A.R.Tチェック、Failing。

 

操作の度にレインボーカーソルが回転したり、文字入力の際の変換時に異様に待たされたり‥‥などは、ハードディスク異常の典型です。なんでしょうかね、仮想記憶関連とか‥‥なんですかね。

 

昔ながらの考え方だと、Finderなどのファイルシステム関連でファイルやフォルダにアクセスした時に異様に応答が遅くなるのは、いかにもハードディスクの異常なんですが、現在ですと、それ以外の場面でもレインボーカーソル祭りとなり、作業に支障がでまくりです。

 

こんな感じどす。

 

 

TechToolProのSMARTチェック機能で「Failing」=失敗と診断されました。「テスト結果の失敗は、修復できないドライブの故障が逼迫していることを意味します。失敗が検出された場合、そのドライブは交換が必要です。」との表示です。

 

しかしまあ、コンピュータの文章って、なんでいつも「こう」なのか、もう少し気を遣って欲しいと思いますが(その場で使用する用語を「失敗」か「Failing」のどちらかに統一してほしい)、要は「SMARTチェックの結果が『Failing』だった場合は、できるだけ早急にハードディスクを交換してね」ということです。

 

で、エラーの出たハードディスクは「ST1000DM003」、おなじみ「SeagateのBarracuda」です。故障といえばバラクーダ‥‥というくらい、故障するよねえ。

 

バラクーダは、この4年くらいの間に、1TB、2TBと、2つ故障しました。温度や排熱に気を使っているので、他のハードディスクは故障知らずですが、バラクーダは短期間に2つ故障しているので、申し訳ないけど「故障といえばバラクーダ」の印象が強いです。‥‥私のコンピュータ歴20年間でカウントすれば、かなりの数のバラクーダが故障しています。

 

もちろん、HGSTもWDのREDも、故障する時は故障しますが、極めて稀です。HGSTの普及型(値段の手頃なやつ)でも20年間の記憶の中で1個か2個が故障した程度、WDのREDも20年間の中で(REDは20年前には存在しませんでしたが)1個だけ故障した程度です。まあ、GREENはいっぱい故障しましたけどネ‥‥。

 

なので、「ハードディスク故障王」は、WDのGREENと、SeagateのBarracudaの「2強」です。

 

AppleはSeagateが好きなんだかどうか知らんですが、システムプロファイルを見て、ハードディスクの欄に「ST」と「DM」の型番を見つけると、「またこいつか。ちゃんと長持ちしてちょ。」というキモチになります。‥‥まあ、壊れたら壊れたで、サクッと気持ちを入れ替えて、粛々と交換作業を進めるのみ。

 

バックアップは1時間ごとにとってあるので、クローン作業(バックアップの内容を本体の新しいSSDやHDDに書き戻す)自体は4時間くらいで復旧できます。

 

 

あー。でも、iMacの両面テープを剥がすの、やだー。

 

ハードディスクの交換程度で、なんでシールを剥がして液晶パーツを外すような「分解メンテ」みたいなことになるんだ‥‥。

 

まあ、覚悟を決めて、その昔、バイクのクランクケースを開けてクラッチ板を交換した時みたいに、がんばるしかないか。実際、クランクケースに貼りついたガスケットの除去と同じように、両面テープの除去を丁寧にしないと、液晶ガラスの接着が甘くなるようですしネ。‥‥うーん、iMac。

 

歴代のMacで一番面倒なんじゃないか?‥‥2012Late以降のiMacは。

 

 

 

 

 

ちなみに、FusionDriveで動いている自宅のiMac 5Kはすくすく元気です。FusionDriveって実際どうなんだろ?‥‥と、使う前は半信半疑でしたが、うまく捌いているのか、体感上はSSDと遜色ないです。

 

 

 

 

 


シリコンスプレー

日頃、度々お世話になっているのが「シリコンスプレー」です。身の回りの様々な可動箇所のメンテに用いています。

 

似た用途で「5-56」とかを使うこともありますが、5-56はプラ部品にダメージを与えて材質を脆くするので、一般家庭の日常では5-56よりもシリコンスプレーの方が活躍の場が多いと思います。ドアが軋む、引き戸が重い、回転が渋い‥‥など、何らかのパーツ同士が接触して動作する部分に、手軽に使うことができます。

 

 

 

アマゾンは、たまに異様に高価なことがありますが、標準的な価格は200円台後半=300円未満です。手頃な価格で入手しやすいので、至るところで活躍します。

 

机の引き出しの出し入れが渋い場合は、レール部分にシュッと吹けば軽い滑り心地になります。材質は鉄だろうが木だろうがプラだろうが、様々な材質に使えるので、日常生活で用いる道具や設備の可動部分に「大体、何でも」使えます。

 

*呉工業の宣伝より抜粋

 

滑りの渋い襖の敷居とかにシリコンスプレーを吹こうものなら、ストーーーン!と滑りすぎて、逆に危ないくらいです。あと、絨毯に誤って付着した場合は、靴下を履いてその上を歩くと異様に滑りやすくなります。‥‥まあ、そのくらい、滑るようになる‥‥ということです。

 

回転軸などはグリースを使うのが一般的ですが、シリコン系のスプレーにも「シリコングリースメイト」が販売されており、状況に応じて使い分けます。いわゆる「シリコンスプレー」はサラサラしているので流れやすく、ねっとりと潤滑し続ける目的にはあまり向きません。長期間付着し潤滑し続ける目的には、グリースメイトのほうが適しています。

 

 

 

最近、回転しなくなったサーキュレーターの回転軸部分に吹いたら、無事、回転するようになりました。‥‥まあ、回転が止まるまで放置せずに、「いかにも回転し辛そうな音」を出し始めたら、メンテすべきですネ。

 

グリスアップして機械の性能を正常に戻せば、「故障」と誤判断して捨てずに済みます。モーターは回転しようと頑張っているのに、潤滑切れで負荷がかかり回らなくなっているだけなので、グリースメイトで負荷を取り除いて潤滑状態を正常に戻せば、いつも通りの機能を発揮してくれるようになります。

 

潤滑力が低下しただけで廃棄したりメーカー修理に出していたら、お金なんていくらあっても足りませんよネ。長年使って軋んで渋くなった机やタンスの引き出し、不自然に動きにくいノブやレバー類の根元にシュッと吹けば、往年の滑らかさと軽さが復活します。

 

最近、自宅の30年使い続けた机の、引き出しのレールを、金属パテの補修とタッピングビスの補強、そしてシリコンスプレーをひと吹きしたところ、しばらく忘れていた滑らかさとしっかり感(修理するまでガタガタしていた)が蘇りました。愛着のある道具はやっぱり「治して使い続けたい」ですよネ。‥‥まあ、コンピュータ本体は映像制作的に「長年使用」とはいきませんし、高度な集積回路のメンテなんて実質不可能ですから、だからこそ、メンテすれば使い続けられる、木製や金属製の「アコースティック」「エレクトリック(=エレクトロニックではなく)」な道具は、傷んだところは治して、自分が死ぬまで使い続けたいと思います。

 

 

5-56、シリコンスプレー、何らかのグリース系スプレー(木やプラにも使えるのが家庭や作業場では便利です)、接点復活スプレーの4種を揃えておけば、大抵のメンテは乗り切れます。

 

正真正銘、故障で昇天するメカもありますが(最近、スゴい故障に遭遇しました‥‥リコールになってもおかしくないほどの‥‥)、「以前より使いにくくなった」「うるさくなった」なんていうメンテ不足は、潤滑不足やホコリの付着など、日頃の清掃と手入れで解消できるものがほとんどです。

 

新しい技術体系による現場を作る際には、今までとは趣の異なる機械を使うことが多くなります。新しいタイプの機材にもお金はかかります。プロ機器のメカに強い‥‥とまでは言わなくても、汎用機器の基本メンテぐらいは自律的にできないと、お金なんていくらあっても足りんです。可動部分の動作がちょっと渋くなった程度で、いちいち修理に出してたらキリがないですもんネ。

 

 


スマート

私はTechToolPro(TTP)を昔から愛用しています。以前はディスクウォーリアも愛用していたのですが、今はもっぱら、TTPだけです。

 

最近、こんなものが。

 

 

うーん、Seagate。またお前か。(ST1000はSeagate製のHDDの型番です)

 

 

HDDの故障率なんて、そう簡単に公平にジャッジできるものではないですが、私の経験からすると、SeagateのHDDはよく壊れる‥‥というのが、率直な感想です。


私は、HGST、HGST工場製の東芝、WDの3つを基本としておりますが、たまに「改善したかな‥‥」と思ってSeagateを買うと、だいたい「やっぱりか。やっぱりな。」ということになります。

 

 

HDDといえば、最近WDが、「一部では評判のものすごく悪いGREENをBLUEに変えた」のは、ちょっと驚きです。見かけはBLUE、中身はGREEN‥‥て、よくそんなこと、地位も名誉もある大手の会社ができるよねえ‥‥。

 

私は、故障率の下がった新生GREENで売り出せば、それで良いと思うんですけどネ。アーカイブ用途(速度を必要としない。24時間365日通電しない。など)ならGREENでも「すぐに故障しなければ」、全く問題ないです。

 

ちなみに、以前のGREENの故障率はダントツで、色々なネットの記事で指摘されていました。まあ、GREENそのものだけでなく、例えばアマゾンの梱包も相当マズいとは思いますけどネ。HDDって超精密機械じゃなかったっけか‥‥と記憶が曖昧になるほどのアバウトな梱包で、アマゾンは出荷しますしネ。配送の途中で具合の悪くなる個体も相当多いのでは‥‥と思います。

 

一方、HGSTのHDDは、なんだかんだいっても、耐久性は高いです。壊れる個体もたまにありますが、平気で10年近く回り続ける個体も多いですネ。昔、「男は黙ってIBM」(HGSTは昔IBMブランドだったのです)と言われていた頃を思い出します。

*「男は黙ってIBM」=他に廉価なHDDがある中、割高だけどIBM製の信頼性の高いHDDを買うのが、ひいては作業環境の安定に繋がる‥‥という「心意気」(?)です。実質は男も女も関係ないので、「女も黙ってHGST」でも良いですけど。

 

 

まあでも、HDDなんぞ、どんな銘柄を買おうが、故障するときは故障します。

 

要は、どのような体制で作業環境を組んでいるか‥‥です。

 

 

SMARTエラーが出ても、TIMEMACHINEがあるから大丈夫。復旧は容易です。

 

バックアップ体制、復旧体制を準備していなかったら、抜き差しならない「一大事」ですけどネ。

 

アカンようになった際は、TIMEMACHINEで復旧すれば、短時間で応急処置が出来て作業再開可能です。バックアップ体制をとっておけば、何よりも心に余裕ができますし、トラブル時の復旧までの時間の見積もりも事前に予測できます。

 

 

今はかなり忙しくて、マシンをダウンさせてHDDを交換している暇などないので、このままやり過ごして、仕事が穏やかになった時に対処します。もし、明日壊れたら、外付けHDDから起動して作業を続けます。

 

 

ちなみに、TechTool Proは、あくまで日頃の健康チェックの用途で、何かトラブルが有った時に助けてくれるというよりは、トラブルを未然に検知するためのものです。過大な期待は禁物です。

 

HDDが発する音、マシンの反応速度、起動までの時間など、いろんな要素を総合してマシン環境の状況を日頃から掴んでおき、かつ、TTPのようなソフトも併用するのが、「コンピュータで飯を喰っていく道」です。

 

 


Mac mini 2012のディスク交換

Mac mini Late 2012のHDDがS.M.A.R.T.エラーによって成仏したので、750GBのSSDを購入し交換することになりました。

 

Mac mini 2012のSSD換装は、他の方々が写真付きの情報を上げてくださっているので、ここでは補足だけ書いておこうと思います。

 

まず、必要な工具ですが、トルクスドライバーのT6とT8が必要です。アマゾンで検索すると、なんだか怪しいブランドの、ビット数が盛りだくさんのドライバーセットが筆頭に表示されますが、工具はちゃんとしたものを買って末長く使うのが絶対に良いです。バイクをサンデーメカニックでいじってた頃の痛烈な教訓です。ケチって安い工具を使ってパーツをダメにして、数千・数万円の損害を出すより、一生モノの工具(KTCとかTONEとか)を買っておく方が結局はお得です。

 

でもまあ、高価なKTCを無理して買わなくても、ベッセルなどの500円くらいのを買えば充分だと思います。必要な本数は2本で、T6とT8です。

 

KTCのトルクスドライバー。1本1600円もします。KTC好きの方はどうぞ。

 

ベッセルのトルクスドライバー。1本500円台で買えます。

 

T6、T8が並ぶと以下の感じに。

 

 

写真だと大きさがわかりませんが、全長16cmくらいなので、小さめのドライバーです。ダンボールの毛のような繊維との対比で、どれだけ小さいかがお判りかと思います。

 

あとは、コネクタを外すのに、精密ドライバーのマイナスがあれば尚良しです。極小コネクタとはいえ、ケーブルをつまんで引っ張るのは、やっぱりどうしても気がひけるので。

 

コネクタは本当に小さいです。アンテナケーブルは小さくても同軸ケーブルのコネクタみたいな形状が可愛いですね。

 

 

埃との対比で、どれだけ小さいかがわかります。

 

こうした小さなパーツを相手に分解するわけですが、見た目の細かさに反して、作業自体は実はそんなに難しくはないです。1/700のウォーターラインシリーズや1/144のガンプラを作るより遥かに簡単です。

 

基本的にスナップフィット的な設計なので、ケーブルの取り回しとかをミスらなければ、つまずくことはないです。WiFiのアンテナマウント兼ディスク固定金具も、スナップフィットで本体にガッチリ固定される仕組みなので、凹凸をうまく噛み合わせて組み立てます。ネジが少ない分、スナップフィットで固定しているんですネ。

 

 

アンテナマウント金具の切り欠き(2枚構造の溝)部分。この切り欠き=凹部を、本体の凸部にうまく合わせて、ハメ込みます。

 

作業自体は1時間もかからないと思います。ネジもパーツも少ないので、やることも少なく、時間のかけようがないのです。これが全バラシだったら、もっと時間がかかると思いますが、下段のHDDをSDDに交換する程度なら、1時間前後で作業は終了です。

 

以下のように、こんだけしかパーツがバラけません。

 

 

ネジは5個。最近のMacは分解が面倒だと思い込んでいましたが、初期型のMac miniより、ずいぶんとメンテがしやすい構造になっていたんですね。

 

 

‥‥で、ハードウェアはトントン拍子で作業が終了したものの、そこから先が結構時間がかかりました。

 

タイムマシンから故障前のシステムを復元する場合、SSDを取り付けてそのまま実行できないことがわかりました。私の場合は、El Capitanまでシステムをバージョンアップしていたので、復旧をおこなうシステムのMountain Lionとの何らかの齟齬で障害が発生し、「インストールに失敗」します。

 

要は、全くゼロになった環境を復旧する際は、製品個体の発売当時のOSバージョンで起動する(んじゃないかな)ので、当時としては未来のOSの復元ではエラーが起きる‥‥ということなのでしょうかネ。推測ですが。

 

なので、タイムマシンから故障以前の環境を復元するには、以下の段取りが必要なようです。

 

  1. 復旧モードで起動(コマンド+Rで起動)
  2. 復旧モードで示されるOS=Moutain Lionを新規インストール
  3. El Capitain(=私のMac miniの場合。Sierraなど、状況に応じて適宜)にバージョンアップ
  4. 復旧モードで起動(コマンド+Rで起動)
  5. タイムマシンから復元する

 

以上の段取りを踏めば、エラーで先に進めなかったバックアップからの復元も、ごく普通に進行して、めでたく、故障寸前の状態を復旧することができました。

 

一旦、Mountain Lionを仮でインストールして、El Capitanに同じく仮でアップデートする手間は、少々面倒ですが、まあ、待っているだけのことなので、特に難しいことはないです。面倒なだけで。

 

 

あとは、TRIMサポートを有効にしたり、ネットで得られるメンテ情報を活用してセットアップを完了するのみです。

 

さすがに、SSDだと起動は速いですネ。まあ、SSDにしたのは、修理のついでだったんですが、これでまたしばらくはMac miniで色々な補助的な作業をこなせます。

 

前は1TBあった起動ディスクの容量が、SSDで750GB(=1TBだとまだ高いから)へと少なくなったので、これを機にAdobe謹製の「Cleaner Tool」でCS6や無印CCなどを削除しました。その後、必要なものだけCC 2017へとアップデートしたら、110GBも容量が空きました。CCになってむやみにソフトウェアをインストールしがちですが、使うものだけに絞れば、相当に容量節約になりますネ。

 


SMARTエラー

最近、Mac mini Late 2012の調子がよくないので、メインマシンがiMac 5Kに移ったこともあり、OSをクリーンインストールしようと思ったら、何と「S.M.A.R.Tエラー」で「インストールできません」と出ました。ハードディスクの自己診断で「もうあかん」と判断され、クリーンインストールも実行不可の状態のようです。

 

放置しててもしょうがないので、これを機に、Mac miniをSSD化して、復旧&高速化することになりました。

 

SSDは、メーカーのWebでも「互換性有り」をアナウンスしているCrucial MX300 750GBをチョイス。3万円もする1TBに比べて18000円で買える750GBだとお得です。現在500GBくらいは消費してますが、使っていない以前のバージョンのAdobeソフトウェアをアンインストールするだけでも、50GBくらいは空くかと思いますので、仮想記憶などの領域も含めて、何とかなるでしょう。

 

コマンド+Rの復旧モードで起動してディスクユーティリティで確認したら、Lower=下段にHDDが装着されているようなので、全バラシモードあまりバラさなくても良いみたいですネ。最近のMacはどれもバラすのが大変ですが、iMacやMacBookに比べればMac miniはそれでもバラしやすい方でしょうから、休日にえいやと修理しちゃいます。

 

でもまあ逆に、不調の原因がSMARTエラーでHDD由来のものだとわかったので、ひと安心でもあります。クリーンインストールせずとも、TimeMachineで故障直前のバックアップから復旧すれば(時間は5時間くらいかかりますが)簡単です。

 

コンピュータってこういうのがありますからネ。‥‥金食い虫何ですよネ。‥‥なので、どんどん稼げる仕組みを作らんとアカンのですヨ。


こんなこともあろうかと

コルグの愛用のmicroKey-61を使おうとしたところ、USBに刺してもウンともスンとも言いません。仕事の切羽詰まった「このタイミングで?」とか思いつつも、「仕事が進まないのをマシンのせいにするのは、下衆の極み」の映像業界の掟もありますし、早々に新しいmicroKey2-61を調達しました。明日届きます。

「こんなこともあろうかと」とは真田さん(ヤマト)の名台詞ですが、私も「そんなこともあろうかとベリンガーの61鍵を用意しておいて良かったよ」と、昨日はソレでなんとか切り抜けました。ちなみに、「真田さん」の語句でGoogle検索をすると、すかさず「真田さん こんなこともあろうかと」の候補がエントリーされるのは、みなさん、わかっていらっしゃる。


*UMX610は1年前は14000円で買えたのに、今は24000円です。ネットの値段の変動は激しいネ。5オクターブあれば、バッハのチェンバロ楽曲はすべて弾けるはず‥‥です。4オクターブ(49鍵)でもほぼ大丈夫なんですが、イタリア協奏曲で一番下のGだかが(記憶が曖昧)5オクターブないと弾けないんですよネ。


microKeyはどうも、いきなり使えなくなる症状が多発しているようで、ネットで色々ヒットします。しかし、これといった解決策も曖昧なまま、そしてコルグの公式Webにも情報がないので、潔く新しいmicroKey2を買うことにしました。


*microKey2は、USBハブ機能が消えて、代わりにペダルスイッチ端子が増設されました。これは地味に嬉しい。そして、ハブ機能がなくなったことで電力消費が抑えられ、以前よりも安定性が増した‥‥とかどこかで読みましたが、そんなことで使用不能になっていたとは、にわかには信じられないです。‥‥まずは、私が自分の手で、製品が到着したら試してみます。

microKey2は去年発売された時から「ダンパーペダル」が使える新機能に魅力を感じていたので、1時間くらい迷ったのち、必要な今が買い時と観念して、買いました。最近はずっとこもり気味で作業しており、お金もほとんど使わなかったので、突然の出費も、まあ良しとします。

今までのmicroKeyは原因を調べて、また使えるようになったら他で使うから良いです。‥‥って、典型的な「モノが増えるパターン」ですネ。

ちなみに、microKeyには「Air」モデルがあり、Bluetoothで繋げる手軽なものもあります‥‥が、レイテンシーが気になるというレビューもあるので、無難なUSB接続タイプにしました。レイテンシーはApple Pencilだけでお腹いっぱい。

安価なLEDテープ

最近、鉛筆&Apple Pencilの「デュアル作画環境」に合わせて、放置していた自宅の作画机をメンテしています。‥‥いや、メンテというよりはバージョンアップか。

薄型LEDライトボックスに頼り、ほったらかしにしていた机本体でしたが、移行期とも言えるこれから先の数年は、大きな作画机の上で、紙とiPadの両方を使いたいと感じ、年末あわせくらいでのんびり改造を進めています。

今はLEDテープ5メートルが400円で買えるようなご時世ですから、「作ってみるだけ」だったら、結構簡単に透過台は作れるのです。


*LED照明の台座部。これを強化ガラスのテーブルトップの下に組み込みます。ディフューザー(光を分散させて直接光が目に入るのを防ぐ)は今のところ乳白色の「プラ段」(プラスチック製の段ボール〜DIYショップで安価に入手可能)を使っています。

上図状態に、さらに6ラインを追加して、光量をアップする予定です。今のでも十分明るいんですが(写真だと暗く見えますが)、たまに「強制透過」させたいことがあるので、切り替えスイッチで光量の大小を調節できる仕組みを計画しています。

現在は計画途中の状態で使っていますが、それでも使い心地はなかなかです。

しかし、なぜ5mのLEDテープが送料込みで400円で買えるのか、使ってみるまで不思議だったのですが、大体理由がわかりました。

格安LEDテープって、要は、「再生品」のような感じなんですネ。5メートル内に、2〜4か所のハンダによる繋ぎ目があるのです。

私は同じく5mで3千円くらいのLEDテープも使ったことがありますが、そちらのほうは「継ぎ目」がなかったんですよネ。

LEDテープは、製造品質が不良だと点灯しないブロックが出たりするようで(400円の製品で初めて経験しました)、恐らく「5メートル1本もの」じゃないテープも製造過程では出るんじゃないでしょうかネ。その5m未満の「ハネだし」「切りおとし」(海苔や肉みたいですネ)を繋ぎ合わせて5mとして再生したものが、安価に流通しているんじゃないでしょうか。あくまで、私の推測ですが。

最近使って実感しましたが、回路むき出しのLEDテープ(非防水タイプ)は、ちょっとしたことでチップがモゲて点灯しなくなることもあります。その場合は、点灯しなくなったエリアを丸ごとカットして、故障箇所だけ交換できるので、メンテは思いのほか簡単です。点灯しないエリアのLEDテープ(最小5cm長)をカットして剥がして貼り替えて、電子回路用のハンダでハンダ付けすれば終了。

こんなことから製品でも、似たような処置で「切りおとし」LEDを繋ぎ、5mとしてツジツマを合わせて売ってるんじゃないでしょうかネ。

でもまあ、再生品のようなものとはいえ、普通に点灯するので、今は重宝して使っております。経年劣化(つまり寿命)がどれほどのものかは、使ってみないとわからないので、なんとも。

LEDの寿命は「光束維持率70%」を目安にしているらしいです。LEDは70%まで明るさが落ちるまでの「状況的な寿命」を、4万時間を標準としているようですネ。

400円5mのLEDに4万時間の期待は過剰だとは思いますが、スターバックスの冷たい飲み物より安いくらいなので、しばらくは使ってみようと思います。ダメだったら、品質を信頼できるお店で、ちゃんとお金を出して買えば良いですしネ。

アルミタワーのMacPro、倉庫送り。

ほとんど通電しないまま、数年が過ぎ去ったアルミ製のタワー型MacPro。Mac mini/Core i7にメインの座を奪われサブマシン扱いに甘んじた後、iMac 5Kの導入でサブマシンですらなくなってしまった、旧世代のマシン。旧仕様のメモリゆえメモリ容量の増設もままならず、消費電力も激しい旧世代のワークステーションにもはや活躍の出番はない‥‥と、悟りました。

‥‥ので、部屋から撤去し、倉庫で眠らせることにしました。

私の愛猫の名前をつけたマシンではありましたが、名前は次のメインマシンのために取り置き、本体はモスボール保存することにしました。

つい先日、i7/4GHzのiMac 5Kで4Kの素材書き出しをしましたが、簡単に16GBのメモリを消費しておりました。レンダリングは2時間近く。‥‥なんだか懐かしい時間感覚です。現用のマシンが2000年前後のマシンのように鈍足に動作するのは、もちろん、After Effectsで絵を動かす重い処理を、さらに4〜6Kのサイズでおこなうから‥‥ではありますが、他の技法でもTrue 4Kで映像を作るようになれば、そこそこに重くなると思います。

思うに、現在のテレビアニメ制作本数を支えられている理由の1つは、「要求される作業に対して、マシンが高性能を維持できている」ことも大きいと思います。2K以下で二値トレスという作業スタイル、つまり、現在の普及型マシンでも軽快な動作が可能な作業内容は、現在のアニメ制作を根底から支えています。現在テレビの「デジタル」ワークスは、とにかく「大量に速く」を要求されますが、1つずつの処理内容で見れば、レンダリング時間は数分から十数分で、「1カットが重い」(=数時間もレンダリングに所要する)ことは稀です。Core2Duoはともかく、2008〜9年のXeonマシンでも、充分レンダリングに堪える内容です。
*ちなみに、レンダリングが軽い=作業が軽い‥‥ではないですヨ。張り込み作業は内容によってはオペレーションに非常に時間がかかりますしネ。ここで書いているのは、「レンダリング計算時間とマシンの性能」の話です。2015年になってイチイチそんなこと(=現場の常識)に注釈をつけたくないですが、一応、付け加えておきます。

しかし、4〜6Kの素材を使った「本気の4K」アニメーションでは、現用マシンをもってして、「アクセル、ベタ踏み」状態でも苦戦を強いられるようになります。中には、全く歯が立たないマシンも出てくるでしょう。

まあ、ですから、以前から何回か書いているように、現在のマシン性能からみて、アニメ業界が許容できる4Kアニメ制作は、「24コマA4作画+2.5K&二値トレスペイント+アップコン」あたりになると思われます。素材段階から4Kで作るのは、アニメ業界の状況から鑑みても非現実的です。

「じゃあ、なぜアンタは、4〜6K素材の4Kアニメに熱心なのよ」と聞かれちゃうかも知れませんが、理由はとても簡単で、True 4Kのアニメーション技術は、旧来と一線を画した技術ブランドを形成できるからです。下世話な言い方をすれば、「新技術のブランドで有利な商売(=上品な言い方だと「有利な展開」)ができる」と確信できるからです。「非現実」を「現実」へと変えた時、そこには「いろんなもの」が集まってくるのです。

「ブランド」って本当に重要だと思います。90本といわれるテレビアニメを抱えるアニメ業界において、技術ブランドの有無がどれほど現場に作用してくるのか、知っている人は知っています‥‥よね。ブランドとはすなわち、「技術と信頼の印」みたいなものですから、その「印」が、「出資する人と作る人」の関係性においてどのように威力を発揮するのか‥‥ということですね。まあ、この辺はこれ以上は書くまい。

現在のアニメ制作から鑑みれば、まだ使えそうな旧Mac Proではありますが、新時代の新技術における新しいアニメーションで「商売」しようとする時、メインメモリが10GBを超えられないマシンは、これから先、最前線からはどんどん姿を消すでしょう。ゆえに、8年前に30数万円で買ったMac Proも、倉庫送りとなる次第です。私の自宅作業場には、もはや「2K以下で二値トレス」の環境は必要ないのです。

自宅のプチ模様替えも祭日に済ませて、スペースに随分と広く余裕ができました。アルミタワーの巨大なMac Proを倉庫送りにしたことで、紙と鉛筆、iPad ProとApple Pencilの両方に対応した作画環境を確保することもできました。コンピュータの設置スペースの「余り」で作画していた旧環境とは大違いです。

紙と鉛筆は、2種類のスキャナですぐにオンラインに乗せることができますが、iPadはどうすべきか、今は思案中です。LAN(ローカルエリアネットワーク)に直に参入できないのは想定していますが、LAN限定のWebDAVにアクセスできるのなら、それでも運用は可能でしょう。LANで作業しているのに、いちいち外のCloudに送るのは面倒ですからね‥‥。

旧型のマシンが得意げに活躍していた頃は懐かしくもあり‥‥ですが、そんな感傷に浸っていたら、セルとフィルムで作っていた頃も懐かしく愛着もありますから、キリがありません。それに、懐かしさは、その当時の苦しさや難しさを覆い隠してしまいますしネ。8bitレンダリングでトーンジャンプと苦闘するのも、制約だらけのフィルム撮影台で技法をやりくりするのも、もう過去の思い出だけにしておきたいです。

旧Mac Proに限らず、いろんなマシン(8600/250とかiMacボンダイブルーとか)が倉庫に眠っているのですが、20年後くらいにその子等の電源を入れた時、どんな感慨に耽ることでしょうネ。
 

El Capitanとディスクユーティリティ

MacOSX10.11、コードネーム「エル・キャピタン」、通称エルカピ、カピタン(キャよりカの方が言いやすい)は、既にiMac 5Kにインストールして、中々に便利に使っております。文字入力をどんどん変換していくスタイルは、最初は戸惑うものの、慣れれば逆に快適に感じます。私はずっと、「ことえり」直系のIMに慣れていたので、「文字を入力したら即変換」の癖が抜けきってはいないのですが、まあ、いつもより長めにローマ字入力するだけの話なので、すぐに慣れます。

ただ、このエルカピ、結構インストールに失敗しよるのです。しかも、起動ディスクを起動不能にした挙句‥‥に。私は既に、2台のマシンで失敗を体験しました。

ユーザ側の不手際ではなく、ソフトウェアアップデートからアップデートプログラムを単に実行しただけで発生します。失敗する時は大体「インストール中: 残り約24分(から21分)」の表示の時にレインボーカーソルが回って失敗します。

エルカピをインストールする前に、TimeMachineのバックアップは必須です。じゃないと、インストール失敗した際に、とんでもない災難を被ることになります。TimeMachineでバックアップさえしていれば、インストールに失敗しようがエルカピが気に入らないので前バージョンに戻そうが、「コマンド+R」キーで起動して以前のシステムを復旧できます。

コマンド+Rで、TimeMachine復旧プログラムでマシンを起動し、システムのHDDを復旧したのち(この際、一旦初期化されます)に起動し、再度エルカピのアップデートを実行すると上手くいっております。まあ、Apple節の「再起動してインストールをやり直してください」なんていう「アップデータに不具合があるわけじゃない」的なダイアログには少々ムカつきますが(実際、何度再起動してリトライしても失敗を続けます)、対策としてはそんな感じです。

あと、「画面共有」がオフに再設定されるので、リモートでシステムバージョンアップ全行程を完了することはできません。モニタとキーボード・マウスを繋ぐ必要があります‥‥。めんどくさいなあ‥‥もう。

エルカピのもう1つの衝撃。それはディスクユーティリティからRAID設定パネルが消えたことです。つまり、エルカピ以降から、簡単な操作によるRAIDの構築はできなくなります。

しかしまあ、Appleも毎度のことではありますが、気が早いですねえ‥‥。確かに今後の高速ストリーム需要(4Kのマルチ編集など)に対してHDDのRAIDでは要求に応え切れないかも知れませんが、それでも2Gbps以上は叩き出すわけですし、こなれた価格の大容量SSDが出現するまでは大容量HDDのニーズは存在し続けるでしょう。

RAIDは何かしらのサードパーティ製のソフトウェアを待つか、ターミナルのコマンドを使うしかありません。

ターミナルのコマンドは以下。

diskutil appleRAID create [stripe, mirror, concatのどれか] RAIDのセット名 フォーマット(JHFS+など) 構成するディスク名をスペースで区切って列記

例:
diskutil appleRAID create concat myDiskArray JHFS+ disk0 disk1
disk0と1を用いて、HFS+ジャーナリングのフォーマットにて、スパニング(いわゆるJBODすネ)のRAIDを構成せよ。‥‥という意味ですネ。

詳しくは、OSX Man PagesのDISKUTIL(8)をみてください。
https://developer.apple.com/library/mac/documentation/Darwin/Reference/ManPages/man8/diskutil.8.html

ちなみに、ディスクユーティリティは、前のバージョンをひっぱってきても、以下のように使えません。



まあ、RAIDを組むなら、今後はdiskutilのお世話になる‥‥ということです。AppleScriptでUIを作って、実質はdo shell scriptで実行する‥‥なんていうのを作っても良いすネ。

Appleが毎度のOSXバージョンアップの際、このような「一般ユーザは手を出すな」的なゾーニングを仕掛けてくるたびに、確実にコンピュータを「表面を触るだけの人」と「内部に入って使いこなす人」の境界線で区切っていくな‥‥と思います。iOSなんてモロに、「使うだけの人」と「使わせる人」の線引きを明確に打ち出していますよネ。

Appleに限らず、他でもこの傾向は強くなっているように思います。「一般ユーザに専門知識が必要な設定や操作をさせない」という。‥‥その傾向が良いのか悪いのか、‥‥少なくとも私が思うに、諸刃の剣だと思います。

一般の人はともかく、コンピュータを道具にして映像を作って商売にする人間は、少なくともコンピュータにおいて「テクノロジの外側」にいるのはマズいです。世間が「一般人はコンピュータの仕組みなど理解する必要なし」という風潮に流れても、「コンピュータを使って仕事するプロ」は「自分の道具をナゾの道具」にするわけにはいきませんもんネ。

ちなみに、Adobe CCやSketch Book Proなどの主要ソフトウェアは、エルカピでも特に不具合に遭遇しておりません。昔のバージョンは試していないのでわかりませんが、作業に支障をきたす感じは今の所ありません。

しかし、「10.11」というバージョン。OSX=「10.xx」という言い方がいつまで続くのか‥‥も見ものではありますネ。
 

プチ模様替えのプラン

最初はシンプルだった作業場の構成も、機材を増やして機能を盛り込んでいくにつれ、「作業場の導線」が徐々に変質して使いにくくなってきます。私の自宅の作業環境はまさにそれで、機能を盛り込みすぎて破綻気味です。

作画&映像系コンピュータ一式(つまり場所をとるスキャナとプリンタがある)、サーバ3台、作画机1台、スプレーブース1台、書庫それなり、プラモ倉庫、オーディオセット(アンプとスピーカー4台だけの)、それに加えて、衣服やカバン、でかいトランクケース、鍵盤を撤去した現在の最後の牙城とも言えるエレキギター数台、そしてベッド‥‥。書いてて自分ながら、よくもまあ、こんな物量を8畳の民家一室に詰め込んだと思います。‥‥あ、あと、エア式のフットマッサージャーもありますネ。

当然、1つ1つの性能‥‥というか、作業クオリティは快適とは言えません。私は常々、日本で一番高価なのは空間だと思っておりますが、そのことを体現しているのがまさに私の自室です。ただまあ、無い物ねだりをしても何も進展しませんから、狭い場所で工夫することが江戸の昔から通ずる日本人の美徳とも考え、狭いは狭いなりにメゲずに向き合っていこうとは思います。もしかしたら、日本人の整理好きやコンパクト好き、清潔好きは、狭い生活エリアへの鬱屈した想いが原動力かも知れませんネ。

iPad Proも今月には発売されることだし、少なくとも作画エリアだけは現在の惨状から改善したいと思います。自宅の作画机の着座スペースは、メッサーシュミットのBf109バリの狭さで‥‥と、これでは万人に感じが伝わらないので、別の言い方をすると、軽自動車の運転席からシートのリクライニング機能を取り去ったイメージの窮屈さ、人形焼が菓子折りに詰まったような状態‥‥です。


*アニメだと広い快適空間に描きがちですが、戦闘機〜例えばBf109の操縦席は、肩が枠に触れるほどの狭さで、ゆえに大柄な人間は搭乗を制限された‥‥なんて話も聞きますネ。

つまり、四方が固められてほとんどマージンがない状態です。ゆえに、何時間も腰を据えて作画をするのが中々難しくなっていました。

そんな私の作画机を、久々にじっと見ている‥‥と、なんだか非常に簡単な解決策が思い浮かびました。

「机の向きを変える」

‥‥ぎゃふんという感じですが、根本的なレイアウトを90度回転させて、背の方向を変えれば、あっさり解決できそうです。

なんで、こんな簡単なことをもっとはやく実行しなかったか…というと、昔のMac Proの作業スペースの名残りをなんとなく引きずっていたからです。もはやアルミタワー型のMac Proは全く使っておらず、完全にiMac 5Kだけで自宅作業していますから、ごく稀に起動してリモート操作できるだけの設置に変えれば、他の要素にマージンを供給できます。

でもこういうことはねえ‥‥、事前に全て計画できることでもないんですよネ。計画のオンタイムには、後出しジャンケンは存在しないのです。でなければ、大国アメリカがベトナム戦争以前に「ミサイル万能論」なんて盲信しないですもんネ。

現在の自宅作業部屋の構成に落ち着いた2010年頃は、まさかこんなに4Kが早くやってくるとは思ってもいませんでしたし、5KのiMacが発売されて、それがごく普通の身近な環境になるとも思いませんでした。Cintiqの改良・発展を待たずして、Apple Pencilが登場するとも思っていませんでした。

タワー型のワークステーションに拡張カードや大容量HDDを詰め込んで「高機能マシン」だなんて言ってたのは、もう10年くらい前の話。HDが高解像度なんて言われてたのも、もうずいぶん前の話。ネットブックが失笑のうちに消え去ったのもずいぶん昔。アニメ業界の標準作業モニタよりも、高解像度のタブレットが各社から発売されているのが2015年現在。
*「ネットブック」は、流行っていた当時に「ネットブックは間も無く消え去る」と書いていたアナリストの人がいましたが、まさにその通りになりましたネ。私も実際にASUSの3万円のを1台買いましたが、至る所がプアで、これをわざわざ持ち歩く気にはなれない‥‥と思ったものでした。Mac Book Airとの価格差以上の性能の落差がありました。ちなみに、そのネットブックはUbuntuを入れた緊急救助マシンとして、今でもバッグに入って壁に掛けてあります。(MacOSXで手に負えないものでも、Linuxで何とか救助できることも多いので)

ふとクールに傍観して、5年前と今では、かなり大きな状況変化があるんだな‥‥と思いました。

作画机の向きを変えるだけで、人とコンピュータの連携や作業性が向上するのなら、そのくらいはとっととやっちゃおうと思っております。


calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>

selected entries

categories

archives

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM